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テーマ:信濃の風景(234)
カテゴリ:信濃の風景
【信濃の風景】 小生と同じくらいか、小生よりも年上の方はこの石が何かすぐにお判りになられるかと思います。上の写真は2010年5月21日に、伊那谷南部にあるお寺の境内で撮りました。参道を上がっていって、上がりきったところから本堂まで、敷石として並べられていました。 下の写真は2010年9月30日に、旧高遠藩領内にあるお寺の境内で撮りました。一面にこの石が敷き詰められていました。これらの石製品も高遠石工が彫ったものであろうと思われますが、小生はこの道具を使ったことも、使っているところを見たこともありませんが、会津にお住まいの方は、「子供の頃によくやらせらっちゃ」とおっしゃる方も多いだろうと思います。 この石は、石臼です。蕎麦を挽いたり、米を挽いたり、麦を挽いたりする時に使われていました。いまでも、蕎麦打ちをされる方の中には、「手で挽かねぇと美味い蕎麦は打てねぇ」とおっしゃって、これを使っている方もいらっしゃるようです。 下のお寺の境内にかなりの数の石臼が敷き詰められた風景は壮観でした。会津では、石臼がこのように使われているのを見たことがありませんが、伊那谷には他にも石臼をこうして利用しているところがあるだろうと思います。下の写真のお寺を訪ねた時は小雨が降っていたので、それなりに良い風情を醸し出していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.04 20:51:16
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