どうもです。

さて、久々の（ちゃんとした）ブログ記事になりますね。

今日はこの話を書かせて下さい。

今年の1月31日。元時天空の間垣親方が亡くなりました。
37歳・・・。
2015年の秋に悪性リンパ腫であることがわかり、治療に専念するために休場。
結局2016年の夏に引退し、間垣親方となりました。

9月場所では親方として国技館の警備や初めてのテレビ解説など務められ、その姿はとてもお元気そうだったので私もほっと一安心でした。これからも解説姿が見れるのかな？楽しみだなぁと。

しかし、その後再び体調を崩されて、協会の仕事は休み、治療に専念していたとのこと。

そして急逝・・・。

31日。このことを知ったのはちょうどお昼時。今みたいにPCに向かって、何気にヤフートップを見た時でした。

おもわずええ～～～！！と大声をあげてしまいました。
それくらいのショッキングな記事でした。


私はここ数年、大相撲をよく見るようになりました。
きっかけは道産子力士、旭大星。

BSで放送されていた彼の入門当時のドキュメンタリー映画をたまたま見まして。
彼は一度部屋を飛び出すんですが、また戻ってきましてね。がんばってみようと思います、みたいな感じで映画は終わるんですよ。

で、しばらくして、そういえば彼はまだがんばっているのだろうか・・・？と
そこから相撲情報を見るようになり、BSで取組が放送されるくらいの番付に上がってからは彼をずっと見ています。
なので現在、十両としてオレンジのまわしでがんばってる姿は感慨深いですね。
新入幕も近い。がんばれ！

で、話を戻しますが、そんな中でいろんな力士をテレビで見るようになりました。
そこで気になったのが時天空。彼は長く活躍しているので、もちろん、名前は以前から知ってましたけども。

私にとっての彼の魅力ポイント。
・モンゴルの農業大学から交換留学生として東京農大にやってきました。そこで相撲を始めるんですが。私と同じ学校だ。（私は短大でしたが）　あの世田谷の地にいたんだなぁ・・。大学の卒業論文は日本語で書いたんですって。すごい！
・かっこいいしこ名。「天空」ですよ。空好きの私にはたまらない。モンゴルの大空をイメージしたと。
・足技が多い。私、相撲の足技好きです。決まるとかっこいい。ちなみに旭大星も足技得意です。
・そしてなんといっても土俵上の「コワモテ」。若いころよりもむしろ、ここ数年。ベテランの風格も出しつつのコワモテ感が良かったですね。はじめは見た目でこわそうな人だなぁと思ってましたが、今はそれがかっこいい！！になってます。またそんな人がたまに見せる笑顔がタマランチ会長。

と、彼の魅力を語ってしまいました。

なので、病気の公表は本当にショックでしたね。
悪性リンパ腫・・・

病気が病気だから正直、厳しいよね・・・って思ってました。
でもそれでも治療をがんばってもらって、少しでも長く大相撲に関わっていてほしいなぁと。
だからこそ去年の秋の親方仕事。すごくうれしかったです。お元気そうだったし。
この先しばらくは大丈夫かな、またわかりやすい解説もたくさん聞けるのかな？と思い、楽しみにしていたのです。

それに数年前、私が初めて行った巡業、藤沢場所。
間近で見る力士の迫力にびっくり。
そこでは何人かのお目当て力士にサインなどいただくことができました。
てっきり時天空にも会えるんだろうと思ってましたが、残念ながらその時は会うことができませんでした。
だから、今後、どこかで会う機会があればいいなぁと思っていたんです。


だから、もう残念で残念で。
病気がわかってから1年半です。早すぎます・・・。


それで時天空のお葬式。
通夜と告別式の日程・時間が公表されていたので、仕事休みの今日、告別式の方に参列させていただきました。
有名人の葬儀って今まで行ったことがなかったので、ドキドキ。
さらに角界という少し特殊なところですから、さらにドキドキ。





場所は両国駅近くの回向院です。
まさか、両国を喪服で歩くとは思いもよらなかった。

それにお相撲さんの、時天空の葬儀に出るなんて、10年前の私にはまったく想像もできなかっただろうな。

緊張しながら入りますと、ずらーっと若い力士が並んでいます。
私なんぞにお辞儀してくれます。
恐縮しきり。

受付をすませ、しばらく外で待っている。するとお坊様御一行様が登場し式場の中へ。
読経が始まりました。
聞いたことのないお経だなぁ。こちらは浄土宗のお寺とのこと。
浄土宗のお経なんでしょうね。（ちなみにうちは曹洞宗＆高野山真言宗です←全然余計な情報）



会場には化粧回し、写真、大銀杏も展示されていました。



抗がん剤治療のために、病室で断髪式を行ったという話を昨日買った新潮４５の手記で知りました。
まさにその大銀杏ってことですよね。

荼毘に付された今、この大銀杏は彼の生きたまさに「証」ですね。




この笑顔、素敵ですね～！


まあ、なんやかんやと個人的にはちょっとあったんですが、
お焼香を済ませ、最後の出棺まで見届けまして、回向院を後にしました。

実際に訪れたことで、気持ちがちょっと晴れたような気がします。
行ってよかったです。




もっと早くにあなたの魅力に気づいていたらよかったのにな・・・と、今は思います。
いっしょに写真撮りたかったな～～～。

去年の最初で最後になってしまったテレビ解説の時。
「十両この一番」で取り上げられた取組は旭大星が足技のけたぐりで勝った一番。
その時、彼が丁寧に解説してくれたんですよ。すごくうれしかったです。

時天空と旭大星の足技対決見たかったなぁ～～～（＾＾）


本当に時天空ありがとう！！

絶対に忘れないよ！！てか、忘れるわけがない。
誰かが足技出したらそこで思い出すからさ（笑）