裁判、これからの進路
今朝保育園に行くと、朝から節分の準備、園長先生が慌しく走ってきたので、「おはようございます。園長先生早くオニババの面被らなくちゃダメじゃん!」「これで十分でしょ!」「・・・!?先生は素でいきますか!(笑)」さすが園長先生年の功だ。見事な切り替えしに小僧(私)は歯が立たなかった。今日は、午後から弁護士さんと打合せだってのになんて会話をしてるんだ・・・。さて、今日は弁護士さんと先月の裁判所の考えに対して、来週の協議でどのような進行にするか打ち合わせた。日記の中でも触れたように、私にはどうしても戦略的にとはいえ、本題に触れないまま負け裁判に終わるのは納得できないことを伝えた。弁護士さんの見解としても、「あれだけVBACというリスク分娩だったにも関わらず、十分な処置ができないまま搬送を遅らせた。」と主張してきたのに裁判所は、VBACを別物と考えて、ハイリスク分娩にも関わらずという部分がないまま、ハイリスクのない妊婦さんに起こった子宮破裂による搬送遅れとして、処置を評価していると感じた。こんな状況では、やはり和解という形は取りたくないというのが、私の本当の気持ち。では、今後の展開だが・・・。新たに控訴再戦となると、また金が必要になる。まずは、鑑定医による見解を依頼。これは、50万円。しかし、これだけ費用がかかってもリスクが大きい。鑑定医は裁判所が選任する。そして、必ずしも原告に有利な鑑定書を書くという保証がない。しかも、中には金額次第で、鑑定書を有利にも不利にも書き分ける医師もいる。そして、控訴が認められると更に、印紙だけで一審の1.5倍、100万ほど必要になる。更に諸費用を合わせれば・・・。そんな大金もうない。でも、今の状況で裁判に決着を付けるという以上に、金がなくて裁判を諦めるというのはもっと悔しい。なんとかしなければ・・・と今試行錯誤を開始した。しかし、これまで全て運に見放されている私の運勢、こんなギャンブル的な裁判ができるのか?実は、途中交代した今の裁判官、医者の息子だということがわかった。親は医者、息子は裁判官というエリート家庭。ショックだった。裁判官は絶対公平であるし、公平な裁きであったことを私も信じるが、医者の息子という家庭環境で育った以上、その考え方の本質はちょっと庶民とはズレたところにあるのかなぁと言う気がするだけに、二審で次の裁判官がどのような評価をするかも気になるし、何より被告がすでに、話し合いを申し出ていたにも関わらず、裁判官がこのような評価をしているのに諦めがつかない。裁判所は1千万単位を提示したが、被告が話し合いに持ってきたということは、被告がある程度負けを認め金銭交渉に望んでくるという意味なのに、裁判所が正当な裁きをしたのか?諦めがつかない。しかし、あと裁判を続けられないときの選択として、金銭的妥協で和解する、判決を待つという2つの選択に迫られる。その時間稼ぎの意味でも、鑑定依頼はメリットがあるのかも知れない。現実の経済事情は別に、気持ちが動き出している私、9日の協議の私の一言で進路が決まる。