プロフィール
アカネちゃん0565
ベル・ジュバンス 弱酸性美容は美しく健やかな髪と皮膚を守ります。
そんなサロンのオーナーの独り言
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さて アカネ劇場の幕開けですがまずO君の事から書きたいと思います。 11日のページで書いた小学校の頃のいたずらっ子の事です。私が宿泊させてもらった幼なじみのまあちゃんの家に寄ってくれて 三人でゆっくりと話す機会がもてました。同窓会があると彼は何時もその頃の事をみんなに聞かれるそうですが例に漏れず もちろん私も聞きたい話でした。「君はあんなに先生に殴られて痛いのに 何故悪さをやめなかったの?」殴られる事など何も怖くなかったそうだ。叩かれる痛さよりもイタズラをする楽しさの方が面白かった。 一番ひどく殴られたのが机にナイフで穴を開けた事。「ナイフでほじって穴を作ったの?」「穴を通したんだよ。そこから消しゴムのカスを落としたんだよ」まあちゃんとお腹を抱えて笑った。「そりゃ先生怒るわ」毎日毎日何をしようと考えるのが楽しかったと言う。彼の中ではイタズラではなかったのだ。先生は空回りをしていただけ。友達とよそのスイカを取り 手に持ったところで後ろにおばさんがいた。見渡すと他の子はみんな逃げていた。中学になり 友達の家に遊びに行ったらスイカ畑のおばさんがそこにいた。又大笑い。 その時は反省したそうだ。 話を続ける。次は彼のシャイな話女先生のお弁当にミミズを入れて先生を泣かした話は違ってた。入れたのはコスモス。先生はありがとねと言った。先生が好きだった。トイレに入っていたら女の子がドアを開けてお尻を見られたからもう其の子と結婚するしかないと思った。彼はお母さんにしかられた事はほとんどないと言う。先生が家まで来て殴った時に「先生はどうして殴るのだろうね」彼の悪さを知ってか知らずかおおらかなお母さんだったらしい。彼は今 一人でお母さんの介護をしている。抱っこしてお母さんをトイレに連れて行きドライブに良く連れ出すと言う。都会へ連れて行くと呆けるからここで余生を送らせたいと語る彼の眼差しにお母様に対する慈悲の愛を感じた。埼玉で自営業をしていて 息子2人が継いで仕事をしてくれている。仕送りをしてくれるので生活には困らない。埼玉の地元で20年間少年野球の監督をしている。子供達のお父さんに子供と充分遊んでやって欲しいと言うという。コーチにも子供達を叱らない指導をしているとか。彼の生き様を垣間見た。 彼は誰にも向ける優しさを私にもくれた。同窓会の後 私が折角帰った来たのだから もっと遊んでやろうとカラオケに誘ってくれた。志布志湾の夜景を見せに連れて行ってくれた。帰る日 古里を偲べる様にと 恩師の描いた古里の港の絵をくれた。都城まで まあちゃんと一緒に もう一人の男子を誘い送ってくれた。 途中 ○○ちゃんは山が好きだからと霧島連邦の良く見える山の上まで連れて行ってくれた。イタズラ坊主に何があってあんなに優しい顔をしているのかと言う疑問が解けた。 48年の年月を経て 彼を理解出来た。彼の顔のシワは人間味を物語っている。彼は枠にはまらない ちょっと過激な男版『窓際のトットちゃん』だったのです。
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最終更新日
2008.01.16 20:34:24
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