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あかね色の夕焼け空

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2009/06/07
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カテゴリ:カテゴリ未分類

無事に弘前から戻って来ました。

今回の遠出は、娘からお願いされたこともあり

高速料金も片道千円で行けましたから~よしとしましょう。

大分の旅日記もまだ残っているし、今回の日記も書かなければいけませんが

今日は別のことを書きます。

 

さて、先日職場に馬コが来ました。

馬コ1.jpg

道産子のムーンリバーくん

人間だと40歳くらいの働き盛りだそうです。

今度の土曜日に行われる

チャグチャグ馬コのパレードに出ますよ~。

馬コ2.jpg

とても大人しくて、可愛い目をしていました。

この装束は、代々伝えられているものだそうで

新調すると~うん百万円もかかるそうです。

馬コには、にんじんをたくさん食べてもらいました。

 

その話を友人にしていたら

なぜか、ジュール・ルナールの「にんじん」の話になりました。

私が

「にんじんって、すごく可哀想な話だったよね」

と言うと、友人は

「ええ~?そうでもなかったよ」

というのです。

読んだはずなのに、記憶があいまいなので

さっそく読み直してみることにしました。

P1040341.jpg

これが、我が家にあった「にんじん」白水社版です。

1955年に初版、この本は1960年に第3版として出版されています。

おお~懐かしい奥付けを見つけました。

P1040340.jpg

訳者の岸田国士(くにお)のハンコを押した紙が貼り付けられていました。

しかも定価は280円、もちろん消費税などない時代です。

 

さて、内容ですが…

かなりびっくりしました。

にんじんは、可哀想なのは事実ですが

あまり可哀想だとは思えない子どもです。

 

お母さんのにんじん苛めはものすごいのですが

にんじんもまた大人をあざ笑うようなことを

次々としでかしています。

そして、苛められてもお母さんの気をひくようなことをする

まさににんじんは、子どもそのものの姿なのだなと思いました。

にんじんは作者ルナールの子ども時代がモデルと言われています

きっと、その時代の子どもの扱いはこうだったのでしょうね。

 

馬コからにんじん

まるでひょうたんから駒みたいなことが起きて

「にんじん」もウン十年ぶりに読むことが出来て

良かった良かった

 

 






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最終更新日  2009/06/08 10:11:09 AM
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