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無事に弘前から戻って来ました。 今回の遠出は、娘からお願いされたこともあり 高速料金も片道千円で行けましたから~よしとしましょう。 大分の旅日記もまだ残っているし、今回の日記も書かなければいけませんが 今日は別のことを書きます。
さて、先日職場に馬コが来ました。 道産子のムーンリバーくん 人間だと40歳くらいの働き盛りだそうです。 今度の土曜日に行われる チャグチャグ馬コのパレードに出ますよ~。 とても大人しくて、可愛い目をしていました。 この装束は、代々伝えられているものだそうで 新調すると~うん百万円もかかるそうです。 馬コには、にんじんをたくさん食べてもらいました。
その話を友人にしていたら なぜか、ジュール・ルナールの「にんじん」の話になりました。 私が 「にんじんって、すごく可哀想な話だったよね」 と言うと、友人は 「ええ~?そうでもなかったよ」 というのです。 読んだはずなのに、記憶があいまいなので さっそく読み直してみることにしました。 これが、我が家にあった「にんじん」白水社版です。 1955年に初版、この本は1960年に第3版として出版されています。 おお~懐かしい奥付けを見つけました。 訳者の岸田国士(くにお)のハンコを押した紙が貼り付けられていました。 しかも定価は280円、もちろん消費税などない時代です。
さて、内容ですが… かなりびっくりしました。 にんじんは、可哀想なのは事実ですが あまり可哀想だとは思えない子どもです。
お母さんのにんじん苛めはものすごいのですが にんじんもまた大人をあざ笑うようなことを 次々としでかしています。 そして、苛められてもお母さんの気をひくようなことをする まさににんじんは、子どもそのものの姿なのだなと思いました。 にんじんは作者ルナールの子ども時代がモデルと言われています きっと、その時代の子どもの扱いはこうだったのでしょうね。
馬コからにんじん まるでひょうたんから駒みたいなことが起きて 「にんじん」もウン十年ぶりに読むことが出来て 良かった良かった
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