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今日読んだ本は、ウナギ研究40年の塚本先生が 初めて子ども向けに書かれた本だそうです。 2009年5月、世界で初めてウナギの卵を発見した時の話から 始まるこの本は、専門的なこともきちんと書かれていて とても面白く読めました。 ウナギの赤ちゃんの生態や、大きくなってからの生態も とても不思議なことが多く 魚だけど、魚らしくない魚なんだということがわかりました。 良く使う「ウナギの寝床」という言葉は、川の石の間や泥の中に 自分の身体にあった細長い穴に住んでいるので 入り口が狭くて奥が深い建物や場所のことを 「ウナギの寝床」というのだそうです。
最近ウナギの数が極端に減ってきたのは、 自然環境、特に海洋環境の変化が影響しているのだそうです。 卵から孵化させるのが困難なウナギは 幼魚を捕まえて育てるしかできないのだそうです。 その幼魚の捕獲量が激減しているのが原因で ニホンウナギは、絶滅危惧種になっています。
ウナギといえば、私には子どものころの 強烈な思い出があります。 普段遊んでいた近所の川で、たった一度だけですが 大きなウナギを捕まえたことがあるのです。 かごに入れて家に持ち帰ったら 祖母と母にものすごく褒められたことを憶えています。 さっそく隣のおじさんが、まな板の上に五寸釘でウナギの頭を固定し! こんなことを書くと、わあ残酷と思うかもしれませんが 海のそばで育った私は、魚をさばいたり 鶏をさばくのは慣れていましたから おじさんの包丁さばきの鮮やかさに感心しきりでした。 さばいたウナギを食べた記憶は全くないのですが あのニョロニョロ動き回る様子と触った感触は 今でもよく憶えています。
それにしても、ウナギの値段がウナギのぼりになってから しばらくウナギは食べてないなあ ということも思い出しました。
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