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カテゴリ:古本(屋)日記
借りていたアパートが取り壊しになるので、とりあえず隣の棟に荷物を移しました。部屋の中を片付けて、カーテンをかけたりポスターを飾ったりして一休み。ぐるっと見回して思うのは、(これって私の三十代の残骸だな...)ということ。
妊娠して出産と同時に仕事やめて、夫の実家横に帰ってきて子育て。新しい生活に不安はあったもののやる気満々...が仕事一本やりの生活と違って、やっただけ成果がでるものではなく、いろいろ悩みつつ試行錯誤の毎日。気晴らしに語学の勉強したり司書の資格や古物商の免許とったり、翻訳ボランティアをやったり。なんか仕事につながるんじゃないかと淡い期待もあったし。上の子が就学してからは週に2日程度のアルバイトから徐々に増やして(そろそろフルタイムかな)(いやいや古本屋を本格的にやるか)と思ってたら体調を崩し...。そんな中で、とにかく本を買った買った、買いまくった。「子供と楽しめるから」といいわけしながら絵本や児童書を中心に。今思えば、ちょっとばかり買い物依存症だったのかなあ、ストレス解消だったのかも。 四十も半ばになり、体調はまあ戻ったものの、仕事中事故にあったこともあり、(なんかもうこのままのんびりするのもいいか)という境地に。月数万の内職生活です。本を買う量も人並みになりました。アパートの本を手に取っていると懐かしい。子供の使わなくなったレゴブロックとかも置いているのでより懐かしい。あの頃は無我夢中だったな~。私にとっては夏の季節だったな~なんて。 しかし、そんなこといって、のんびりおセンチな気分に浸ってる場合じゃないんです。今年は息子は受験だし、下には娘だっているし。先輩母さんたちには「今から大変だよ~」とおどされてます。ほんと、これから物入りだっていうのに、家賃払う余裕なんてあるんだろうか。贅沢すぎだろう。しかも贅沢気分になれるような部屋でもなし。でもすっぱり切り捨てられない。ちょっと前の私だったら「えいや」とばかりに切り捨てたと思うけど(なんでも白黒はっきり片をつけないと気がすまなかった...)年とったのか(このままでいこう)という気分です。今、もう少しきれいで家賃が安いとこが見つかったので、そこに引っ越す可能性大。これからどうなるか分からないけど、少しは古本屋さんに近づけるようにやってみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.16 13:48:24
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