Den-Kichi

と言ってもワシではない。
ニマメである。

それは月曜日の夜のこと。
風呂に入れて、さて寝ようかという時に、
すってんころりんと。

ニマメも今月の15日でめでたく生誕一周年なのである。
で、最近はつかまり立ちを覚え、かなりの勢いで
どこでもグイグイ行こうとする。
まるで目が離せないのだが、
一瞬のすきをついて
すってんころりんと。

左目瞼上がパックリと三センチほど切れ、
血がドクドク流れ出てきた。
暫く押さえていたら血はとまったが、思いの外傷が広いので
相方が急遽夜間診療のある病院に連れて行くことに。

それで、不安になったマメが
一緒に連れて行け～、と泣き喚くひと悶着もあったのだが、
そこは何とかクリアし、
ワシとマメとで暫く留守番をしたのだった。

ニマメは、何針か縫われて帰って来た。
絆創膏が張ってあったのでワシは傷口を見てはいないが、
かなり派手にぶつけたのか、絆創膏に収まらない目の周りも
赤くはれ上がっていて、
普段はぱっちりな目も、
何だかお岩さんみたいになってしまった。

しかし、これで決しておとなしくなどしないのが
ニマメのニマメたる由縁。
相変わらず、暴走つかまり立ちは続く。