冬の月
昨日、報告会が終わって機材を置きに、本社に戻る途中、電車の車窓に、ぽっかりと丸い月が映っているのに、気がついた。 月が満ちるのは本当に早く、中途半端な形で業務を支援し続けることに、ほんの少しだけ、疑問を感じてしまったりする。 入社3年目に、社長からは「これからはどんどん動かして、いろいろなことを覚えてもらう」と宣言されてから、早5年。 「どんどん動かす」という部分だけがひとり歩きして、次から次へと異なる分野のプロジェクトに異動になったけど、「いろいろなことを覚える」ことはできても、その現場で次に活かすことができないことに、心の中に澱のようなものが知らず知らずの間に溜まってきてしまったような気もする。 こんなことを考えてしまうのも、転機が来たせいなのかなと思ったりする。 冬の月心の澱を照らしたり