中秋の名月
満月を見て想うことは、その年それぞれなんだなぁと思う。 30年前、妹の手術の晩も中秋の名月だった。 いつになく煌々と明るい月に寝つけなかった思い出。 今日のこの月もあのときと同じく、煌々と明るくいろいろなことを考えさせられる。 今年になって、カルテの開示を受けて、完全には手術し切れなかったことがわかり、あと何年かで確実に車椅子か寝たきりの生活になる可能性が高いことを告知されたという。 ちょうど自分の仕事の節目と重なって、何を優先させるべきかと思い悩む。 役員の期待に応えて、大きな案件を選んでもう一度昇進レースに復帰するか、私には小規模すぎると言われている案件の契約をこまめに取って、プライベートを優先させるか。 どちらにしても、仕切り直しなのだけれど。 名月に仕切り直しかと思いたり