カテゴリ:竜二と安吉
〔リンドン♪ リンドン♪ ジングルベ~ル ジングルベ~ル♪・・・〕
「今日は済みませんでした 香織さん メシ つきあってもらちゃって しかし 店を 間違えたなあ イブで混んでたし それにどうも フレンチとか言うのは疲れちゃいますよ 普段 俺 おでん屋とかしか行かないし えっ あれはフレンチじゃない? イタリア料理 ははは そうなんですか ん? 亜美ちゃん どうしたの なんだ 眠いの? じゃあ 竜二のおじちゃんが おんぶして上げようか? よし おいで どう? 楽チンか それは よかったよ ははは しかし 香織さん さすがにイブは 街中カップルばっかりですね えっ 俺たちも一応カップルですって いや~ そっ そうッスか あはは キレイだな 街中全部がイルミネーションになったみたいですね おや 亜美ちゃん 寝ちゃいました? ん? 何 笑ってるんですか 香織さん 亜美ちゃんが 気持ちよさそうにヨダレたらして寝てる姿が 可笑しい? ヨダレ? 俺の背中で?! カシミヤなんだけどな・・・・まあ いいか」 「あの・・・ 香織さん あのですね・・ これを・・ その・・ えっと・・・ 香織さんに・・・ ぜひ・・」 「結花~ 結花~~ どこだ~よ~~~~~」 「ん?? ヤス?! コラ~ 安吉! こんなところでなにしてんだ お前?」 「あっ 竜二の兄貴 ありゃ~ 香織さんもおそろいで どうも」 「お前 さっきから 結花ちゃんの名前なんて叫んで 何してんの?」 「いや~ それが兄貴 イブだから二人で外食しようてんで そこのファミレスで 結花とメシ食ってたんですけど そしたら 結花が急に 怒って店から 飛び出しちゃたんで どこ行ったか 今 捜してるんっすよ」 「だから あれほど コスプレを結花ちゃんに 頼むのは やめとけって言ってやったのに ホント 馬鹿だな お前 セーラー●ーンか 今度は」 「もう 違いますよ 兄貴! さっき結花にクリスマスプレゼントで指輪を渡したら サイズがちょっと大きかったんですよ そしたら『私のこと いい加減に想ってるんだ~』とか 怒って飛び出したんですよ~」 「ふう~ 相変わらず ぬけてるなあ お前」 「兄貴 じゃあ 俺 ちょっとあそこのコンビニ 見てきます」 「ほんとに ヤスは 困ったやつですね ねえ 香織さん えっ 何? その手に持ってる 包みは何かって? あははは ああ これね あのですね 実は香織さんへの プレゼントなんですけど よかったら 受け取ってもらえませんか? ここで開けてもいいかって? もちろん どうぞ どうぞ 俺が選んだヤツなんで 香織さんに似合うといいですけど へっ ここで つけてみる? あはは 照れるなあ どうです 気に入ってもらえましたか? その指輪・・・ いや~ 似合うなあ 香織さんは やっぱりお洒落ですね 薬指とかじゃなくて 親指に はめるんですか へえ~ いま流行なんですか そういうの? 流行じゃない? えっ 薬指じゃ 抜けちゃうから? ・・・・・・ いや あの … お店の人 間違えたのかなあ サイズ ははは あっ 明日 交換してきますんで 俺 気に入ったからこのままでいい? はあ えっ もう帰っちゃうんですか 香織さん もう遅いし 亜美ちゃん お布団で寝かしてあげたいからですか? あっ だったら 俺 家まで送りますから はあ そこで タクシー拾うから送らなくていい そうですか… あっ ちょっと 香織さん・・・・・・」 「いや~ ほんと どこいったんだろう 結花のヤツ あれ? 兄貴~ 香織さんは?」 「・・・・・・・」 「なんだ 兄貴 香織さん もう 帰えちゃたんですか?」 「・・・・・・・」 「どうしたんですか? 兄貴」 「フフフッ 安吉くん この後 君 暇だよな?」 「いや あの 結花を捜さな・・・い・・と 兄貴 顔 怖いッス 」 「うりゃ~~ 安吉~ 朝まで付き合え~~~」 「うが~ 首締めないで 苦しいっス 何で イブに男同士で 朝までなんですか~」 「おりゃあ~~~~~ 酒じゃ~ 飲むぞ~ うりゃ~ ヤス~」 「兄貴~」 ヽ(TдT)ノ 〔リンドン♪ リンドン♪ ジングルベ~ル ジングルベ~ル♪・・・〕 こだわり「あんこ」とカリカリのうまい皮の絶妙なバランス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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