カテゴリ:灯屋小劇場
ポロン ポロン♪ ♪月が昇るよ~雄叫び山に 我に従え 精霊達よ~ 「フナスキン!」 「やあ モーミン」 「フナスキン 実はお願いがあるんだけど」 「なんだい? モーミン 君があらたまって お願いするなんて」 「あのね 友達のニョーから ウクレレを貰ったんだ ほらコレ」 「ウクレレ? ふ~ん で?」 「フナスキン ウクレレいつも弾いてるでしょう だから ぼくに 弾き語り教えて欲しいんだけど」 「ああ そういうことなら お安いご用さ」 「ありがとう フナスキン!!」 「ところで カバ! カバの指で押さえられるのかい? その弦」 「フナスキン・・ 口がポッカレモンになるくらい 言ってるけど ぼく カバじゃないよ・・・」 「ああ うっかりだったね 訂正するよ カバ似ている生き物だったね 押さえられるのかい?」 「ほら カバの指とはぜんぜんちがうでしょう 見て」 「大丈夫そうだね モーミン・トロール!」 「フルネームは止めてよ!」 「ふふっ・・・・ じゃあ 簡単なやつを いいかい 歌うよ」 ポロン ポロン♪ ♪ポップコーンみたいに 原子核がはじけたよ あれほど ダメだといったのに お前は とうとうやちゃったんだね いいよ いいよ これから みんなで ぶん殴ってやるからね 覚悟しておいでよ 偉大なる人よ でもね 殴る俺たちは お前よりも 遥かずっと前に 何度も 何度も はじけさせたけどね~ ♪ポップコーンみたいに 原子核がはじけたよ あれほど ダメだといったのに お前は とうとう作ちゃったんだね いいよ いいよ これから みんなで 蹴っ飛ばしてやるからね 覚悟しておいでよ 偉大なる人よ でもね 蹴る俺たちは お前よりも ポケットの中に いっぱい いっぱい 持ってるけどね~ 「フナスキン!!!」 「どうしたんだい? モーミン」 「なんか その歌 覚えられないんだけど…」 「そうかい 素直になれば 覚えやすい歌だけど? 覚えられないのは キミの心が 濁っているからさ」 「… … フナスキン 他にないの?」 「う~ん そうだね じゃあ・・・」 ポロン ポロン♪ ♪ねえ モーミン こっち向いて~ 「フナスキン それ ぼくの歌だね それがいいよ!」 「ダメだよ これは ボクの歌の中で 一番の駄作なんだ」 「駄作? そうなの いい歌だけど じゃあ 例の所だけ教えて」 「いいよ じゃあ 一緒に歌おう モーミン」 ポロン ポロン♪ ♪あ~んあぁ やんなっちゃったぁ~ あ~んあぁぁ 驚いた 「これって 確か様式美って言うんだよね フナスキン」 「そうだよ モーミン」 「帰って がんばって いまの所 練習するよ フナスキン! じゃあね」 「カバのでかい体形じゃあ ウクレレに見えるけど ほんとうは ギターなんだよね それ・・・」 「何か言った フナスキン?」 「いや…」 ポロン ポロン♪ ♪月が昇るよ~雄叫び山に 我に従え 精霊達よ~ 旅人フナスキンへ 旅人フナスキン2へ 旅人フナスキン3へ 【ムーミン】ガーデンライト・ニョロニョロ 【ムーミン】ガーデンライト・ムーミン&フローレン(送料無料) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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