カテゴリ:灯屋小劇場
農業後継者不足に朗報?農作業をする犬
滋賀県大津市で農作業をする犬が現れ、付近の住民の話題となっている。 この犬は、大津市仰木の農業日吉孫三郎さん(81)の飼い犬「羽譜次郎」(ばふじろう・オス)で、4年前玩具として日吉さんが与えたジャガイモを裏庭埋めたところそのイモが芽を出し成長し、やがてイモの数が増えることに興味を持ったらしく、日吉さんの畑仕事を手伝うようになった。初めは前足で土を耕していたが、試みに日吉さんが鍬を与えてみると器用に前足で持って二本足で鍬を使って耕し出したという。昨年5月には棚田の田植えにも挑戦し、前足を使い棚田に一本一本手作業で苗を植えつけた。秋の収穫には近所の人たちに混じり鎌を使って稲刈りも手伝った。近頃では噂を聞いた農業後継者不足問題を抱える自治体関係者が視察に訪れることも多いという。 近くに住む農業田中修蔵さん(51)は、「初めて頬かぶりをして立って畑仕事をしている羽譜次郎を見たときは大変驚きました。このあたりも棚田を管理維持する人手が足りなくて困っていたのですが、彼の仕事振りを見ると心強く思います。」と語った。 最近では、羽譜次郎はトラクターも乗りこなすようになり、地域の活性化と日本の食料自給率アップに貢献しているという。 写真=頬被りをして畑に向かう羽譜次郎くん(写真=向かって左) 昨年5月の棚田での田植えの様子(写真=向かって右) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[灯屋小劇場] カテゴリの最新記事
|
|