彦根城で謎の巨大物体が目撃される

ゆるキャラ「ひこにゃん」で全国的に有名になった、滋賀県彦根市の彦根城で３月２８日に彦根城天守を横切る謎の巨大物体の姿が多くの観光客によって目撃されていたことがわかった。

謎の巨大な物体は３月２８日の午後一時ごろ、突然その姿を現し、彦根城天守の西方をゆっくりと南から北へ向かって横切って行き、そのあと忽然と姿を消した。その大きさは天守と比較して高さ３０メートを超えると推測される。

目撃した人たちの話によると、多くの人が巨大な「ひこにゃん」だったと証言している。中には色が少し違ったので「しまさこにゃん」ではなかったのかという証言もあったが、今のところ巨大な人工物なのか、巨大生物なのか、また巨大な着ぐるみなのか、いまだ謎のままである。
現在も滋賀県警によって捜査が継続中だが、もしも巨大生物だった場合、自衛隊の出動要請も視野に入れていると、嘉田由紀子滋賀県知事は記者会見で発表した。

当初、昨年の６月から開幕された「井伊直弼と開国150年祭」のアトラクションではないかとの噂が広まったが、当社の取材に対して井伊直弼と開国150年祭実行委員会事務局はそのようなイベントは行っていないと否定した。
また、彦根市の商店街での街の声では、選抜出場した地元の彦根東高校を甲子園で応援できなかった怒りで「ひこにゃん」が巨大化したとか、「ひこにゃん」人気をおとしめるためのアメリカ政府による陰謀説、中国の遊園地からやって来た偽ひこにゃん着ぐるみ説、中には大きな杖を持って口から炎を吐く姿を目撃したと話す人もおり、「火の七日間」の再来ではないかなどの意見が聞かれ、街を行く人は一様に不安を隠し切れない様子だった。

この事件による影響で観光客の減少も心配され、これからお花見シーズンを迎える彦根城としては頭の痛い問題である。



写真＝彦根城天守を横切る謎の巨大物体
　　　　　　　　　（写真提供＝神奈川県　河野安正氏）