|
テーマ:暮らしを楽しむ(388349)
カテゴリ:最近の気に入りの本
お父さんは、酒とタバコと、美味しいおかず それさえあれば、ラジオなんで高価なものは 絶対に要らないと言っていたのですが ある日、例の如くに外泊から帰ってくると タンスの上でラジオの声がしていました こんな高価なもの、どうしたんだ! 夫の声に妻は、あら、こんなもの お父さんの1日分のお酒代ですよと言う こんな彼が書く小説は 酒も煙草もやらない 老母には優しい息子であり 妻には模範的な夫で 子ども達には良い父 仕事場では、ニコニコみんなに好かれ とにかく立派な男のことを書いているのです でも、この立派な家庭人の彼が 家庭の平和を保つ為に成した小さな事が ある人の死を呼ぶのです 彼が、こんな内容の小説を書くのは 家庭の幸福を考えない彼自身の言い訳なのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.28 13:47:14
[最近の気に入りの本] カテゴリの最新記事
|
|