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ステパン・オブロンスキーは 育ちが良く男前で親切で誰にも好かれる男ですが 先日、子ども達の家庭教師にラブレターを書いたのを 妻のドリーに見つかってしまい 今は家庭がバラバラになっています 妻は、泣いてばかり、怒って家を出るとか言い 彼の詫びの言葉を受け入れないのです 困り切ったステパンは、妹のアンナに助けを求め 彼女の到着を心待ちにしています 妹のアンナは、政府の高官のカレーニンに嫁いでいます この長い物語には主人公が沢山有るように思いますし 物語の舞台がロシアの大都市の モスクワと、ペテルブルクと、田舎に設定されて います 主な登場人物は ステパン 妻のドリー 妹のアンナ アンナの夫のカレーニン レーニンの妻のキティー レーニンの兄 兄の情婦 アンナの恋人のウロンスキー レーニンがキティーに寄せる純真な不変の愛 ウロンスキーが人妻アンナを求めるの激しい恋 ステパンとドリーの夫婦の愛 当時のロシアでは、離婚された妻は その別れた夫が生きている間は再婚が認められない という不条理が有りました 其々の苦難、悲しみ、人生の辛さを レーニンと、ウロンスキーと、ステパンの魂に トルストイが宿っていると思います 人生をおもい、味わい深く、悲しく、心に染みて 繰り返し読みたい名作で大作です 高齢になってから読み返し読み終えるには とても時間と根気が必要でしたけど 改めて人生を見直す良い時間になりました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.20 00:00:48
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