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カテゴリ:気に入りの本
ドストエフスキーが心魂を込めた最後の長編です 以前から読もう読もうと思いながら あまりにも長編で根気が続きませんでした 根気だけでも読み通すことは困難で 思考力が必要だと自分の知力を恐れました それがこの度の猛暑で外出が困難になり 時間が余りました 今が最後のチャンスと覚悟を決めてチャレンジしました 妻の墓の場所も覚えておらない 不埒な淫蕩なピョードルを父として アリョーシャは生まれました 母は早くに亡くなり 二人の兄が有ります 親の代わりに下男のグリゴリが世話をしてくれました 末っ子のアリョーシャは 彼の父親が育児を放棄したので 他人の家で世話になって育ちました 僅かに覚えている亡き母の面影を懐かしみながら 物思いに沈み 聖職に着く事を望むようになりました この修道院には、徳の高い長老が居られて 人々は遠くから訪れます 長老は人々の顔を見れば、その者の苦しみを知り 長老に会った苦しむ人はその祝福で安らかになります 長老は背の曲がった小柄な老人です 髪は殆どなく 顔は皺だらけで 皺に囲まれた目が輝いています その長老の永眠のときが近づきます 弱った体を励まして長老は 悩む人や、悲しむ人の話を聞き、慰めます この多くの励ましと祝福が身に沁みます 当時のロシアの農民達の貧しさと無学を 著者のドストエフスキーは心を込めて嘆いています 信仰を持つ、アリョーシャの2人の兄 ドミートリとイワンは無神論者です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.21 00:00:21
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