ものづくりの楽園

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• たまにはひと休み

  毎日書きたい日記だけれどたまにはちょっとひと休み読んで下さっている方には御挨拶しとかなくてはと……「組木絵教室」が続いていて準備と片付けと、デザインと注文制作もあるしで、ああ～目眩が～でもすべてありがたい！明日もまた素敵な出会いがある予感☆なあんて、忙中閑ありとは良く言ったものじ・つ・は、今日教室が終わってから、「ロードオブザリング」のDVDをば観てたんです！しかも仕事（サンドペーパーでパーツ磨き）しながら……テレビ画面観て、手元観て、画面観て、手元観て……ハハハ、だからですねえ、目眩がするのは（なんのこっちゃ）さてさてアホなことばかり言ってないでお風呂入って寝るとしま～すそれにしても早く続きが観たい！！

  2005.04.22

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  楽しいおまけ

  この写真何だと思いますか？話はさかのぼりますが、先日ワークショップスタジオと材木の小屋建設のため、地ならしをしましたが、その時に重機を操っていたTさんが見つけたもの。順調に作業が進んでいたのに、急に止まって運転席から降りてきたTさん。地面にしゃがみ込んで、なにやら調べ始めました。”何？どうかしたんですか？”と心配になって近付くと、平らに削り取られた赤土の表面に、直径１ｃｍくらいの白い○……？”周りを掘ってみてもいいかい？埋め戻しておくから”とTさん。私は狐につままれてポカンとしていたが、さすがに夫はわかったらしい。”おっ！あれだな。いいよ。太いかなあ♪”とにんまり。重機をスコップに変えて、少しづつまるで遺跡の発掘のように、用心深く丁寧に掘ってゆく。土が取り除かれて、姿があらわれる度に”あれえ、だめかなあ”とか”おおっ、太いぞおこれは！”とか一喜一憂。上の写真は、そのごぼう状の物体の上部を篠竹で保護しながら、全貌を見極めようと掘り進む、緊張の一瞬！（オーバーだって）しかしものの５分もしないうちに、結果が出ました～。地然薯（じねんじょ）つまり天然のヤマイモでした。思ったよりはまあまあの大きさだったそうです。Tさんが言うには、出し汁ですりのばせば３人で充分楽しめる、とのこと。お酒が好きなTさんは、畑作りも上手だし、きのこ取り名人でもある。地元の生まれなので、里山暮らしの頼れる先輩です。しかしそれにしても重機の上から、直径１ｃｍですよお！凄い眼力（？）仕事柄山道の工事などでよく見つけるんだそうです。何ごとも極めると、楽しいおまけがついてくる、ってことですかね。ところでお味のほどは？…………むふふふ……内緒。だってこれこそ田舎暮らしのささやかなギフトですもの。もったいなくて～。その内またチャンスがあればごちそうしたいですねえ～。お楽しみに♪

  2005.04.21

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• おまけの映画は楽し♪

  第一第三水曜日はジョイフル２の組木絵教室の日。あいかわらず、車に木工ミシンを４台積んでその他にも卓上ボール盤（ドリル）や卓上ベルトサンダー。それと、材料の様々な板や、手道具にハサミに……ets、とさながら移動ワークショップ。出張教室。教室の引き売り……？１２月からの生徒さんなので、この頃はすっかり手順も分ってきて手が掛からなくなり、楽になりました。短時間に集中するからでしょうか皆さんの上達ぶりはなかなかなものです。素直で意欲的な方は、上達も早いですね。これは、何ごとにも言える事かも知れません。手が慣れて、技術が向上すると、意欲もまた上がります。時には技術よりも意欲が勝ってしまい上手く仕上がらないこともありますがそういう時にあきらめないこと。”ピンチはチャンス”ととらえ、とにかく数多く作る事が第一でしょうか。どうしてもまとまらない時は私が修正したり成型し直したりしますが”自分で作る楽しみ”を奪わない様にと、気を使います。”意欲と技術は車の両輪”だと思いますね。バランスが傾くと思うようには仕上がりません。たとえ技術や才能があっても、やる気がなければ、”いいもの”は生まれないだろうし。でも最初からバランスが取れている人はいないのですからあまり気にしなくてもいいですよ。初めはやっぱりまず意欲でしょうか。好き！やってみたい！という気持ちがあれば技術的な事はあとからついてきます。とにかく３時間で、生徒さんが作品を仕上げて持ち帰ると私のお役目も終了。　　　　　さて教室が終わってから……ルン♪……お楽しみが……　　　　　近くのシネコンで映画を観るのです～♪　　　　　水曜日は女性1000円デー。　　　　　娘と二人で観るのですが、好みが微妙に違うので　　　　　何を観るのか決めるのが、また楽しい♪　　　　　今日は私が折れて、『コンスタンチン』　　　　　どうもオカルトとかホラーが弱くて、　　　　　どうかなあと思ったのですが　　　　　『エクソシスト』（メイク）と『ローズマリーの赤ちゃん』（物語り的　　　　　　　に）と『マトリックス』（CG）と『エイリアン』（キャラクター）をミ　　　　　ックスしたような（？）不思議な映画でした。　　　　　キリスト教文化圏では受けるのかなあ。　　　　　でも何だか敬けんなクリスチャンが観たらどうだろう、　　　　　怒らないか～？なんて心配したり……　　　　　帰りの車の中であれやこれやと感想を語り合うのが　　　　　これまた楽しい♪　　　　　これも出張教室のおかげですね。疲れも吹き飛んでしまいます。　　　　　

  2005.04.20

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• 足腰注意報発令！

  またまたクイズ☆　　若い内は翌日に、　　それから１０年くらい立つと、翌々日に、　　さらに年齢が行くと、数日後にでるものなあ～んだ？そうなんです。足腰注意報！で～す（笑）ここ数日、外仕事が多かったため、とうとう出てしまいました。温泉行きたい！すぐ近所に何箇所も、町営温泉があるのだけど余裕無し！（心も懐も！？）で、今日はおとなしく、たまっていたお仕事の組木絵制作をすることにしました。ところが木工ミシンの前に座っているだけでも腰から足にかけて、ズ～ンと重痛くて……思ったほどには進みません（いつもそんなこと言ってるよねえ）仕方ないので、”おうちぶろ”に入ってストレッチでもします。みなさんも春の陽気に誘われて、活動的になるのはいいけれどこの注意報には、充分気をつけましょう♪（って、みんなは翌日派ですか……ね？）

  2005.04.18

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  ものづくりのものがたり　その３／お花見の条件

  一昨日の”２２年ぶりのお花見”の日記に、最近ここのブログでお近づきになったバラ栽培家のじょうないとしきさんが次のようなコメントをくださいました。ありがとうございます♪_________________２２年目ですか！いろいろお忙しかったんでしょうね。２２年前といえば，僕は大学２年生でした。月日がたつのは早いですね。__________________ええ、本当に。その間ずっと、私達は”何とか暇なし”ってやつで……（笑）ハハ……もちろんそれもありますが、実は私にとっての”お花見”というのには、ちょっとしたこだわりのシチュエーションがあるんです。それが満たされないと”お花見”ではない、というその条件とは…… 　　１、桜はやはり染井吉野　　２、しかも車の行き交う道路から離れていること　　３、いわゆる普通の人家が見えない事　　４、混み合っていない事　　５、周辺の眺めが良い事　　６、家族あるいは友人達と一緒な事　　７、桜の真下でお弁当　　８、お天気は晴れ、そして無風またはそよ風で暖か。上を見ると淡い　　　　ブルースカイを背景に、満開の桜が見える事　　　　　　この条件に合致するお花見スポットって、なかなかありません。このこだわりはたぶん子供の頃、家族や父の職場の人たちと毎年のように過ごした楽しい”お花見”の記憶から来るもののようです。忘れ難いこの記憶に近いイメージを探し求めている内に、２２年も立ってしまった、みたいな……これまでにも上の条件の内二つか三つ当てはまる、ということはありましたが、それだとどうしてもフラストレーションがたまる。そんな欲張りの私ですが、今回はまあまあの満足度（え？まあまあって、まだ？）。ところで桜もバラ科なんですよ。花には詳しくなかった子供の頃の、数少ない好きだった花、山吹とワレモコウ、それとイングリッシュガーデンに憧れてから知った、アルケミラモリス。不思議な事にそのどれもが、みんなバラ科の花なのです。それを知ってますますバラ熱が高じて、末はバラ園のマダムになるのが夢になりました（笑）常陸風土記の丘がある茨城県の県花もバラ。これからの事業の一角をも担う、重要なキーワードは”バラ”かもしれません。2000坪の敷地を生かすビジョンとして、これまで考えていた事。　　☆バラ園　　　☆ものづくり体験（組木絵、家具、陶芸、フラワーアレンジ、手紡ぎ ets）　 ☆ガーデンカフェ　 ☆クラフトギャラリー　 ☆ものづくりの楽園フェスタ それに新しく加えることに決定！　　☆お花見（NEW!!）だから桜を植えることにしました。それも大きめの桜。なぜって？　生きている内に見たいですもん（笑）そして私の理想の、パーフェクトな（私的に）、”お花見スポット”は他のどこでもない、ここよ！って言ってみたい♪

  2005.04.17

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  22年目ぶりのお花見

  昨日と今日二日かけて、スタジオ予定地の地ならしと、板材のストックヤード兼物置きの地ならし。そして長年の私の夢だった！”平らな畑”も作ってもらいました～。以前（かれこれ15～6年前）南に広がる約600平米の土地を、鍬一本、一人で耕し自給自足的生活を送っていましたが、組木絵の仕事が忙しくなり、以来ほとんど鍬すら握っていませんでした。それに、緩やかに傾斜する畑は、一日作業しているとずっしりと疲れてくるのです。それで”平らな畑”に憧れたわけです。今度の畑は15平米程度とぐっと縮小しましたが、もう歳でしょうか”団子より花”。大きな畑はバラを中心としたフラワーガーデンに譲る事にしました。小さな畑はハーブやちょっとした常備野菜を作ろうと思っています。夏頃には教室のランチにも登場するかも♪案外早く地ならし作業が終わったし、久々の上天気なので、思いきって”お花見”に出かけようということになりました。重機作業をしてくださったTさんから、とっておきのお花見スポットを聞いたものだから、もうお茶の時間もウズウズ……。終了後大急ぎで着替えて、出発！ 　　　　　　　場所は茨城県石岡市の『常陸風土記の丘』常陸風土記の丘当家から約１時間で着きます。駐車場も完備し、地形も起伏と池を上手に利用して、春から秋まで次々と花を楽しめる設計になっています。こんな所が入場無料で、しかも私が１０数年ココスの仕事を納品するため通っていた街にあったなんて！知って得したけど、知らなくて損したような～～？今日は染井吉野も枝垂れ桜もジャスト満開♪これからもボタン桜やサツキやツツジが次々と咲き出すそうです。お弁当を広げるのにちょうどよい大きな岩や、屋根付きのあずまやが用意されているのがうれしいですね。考えてみたら、こういうお花見らしいお花見は、娘がまだおむつをしている頃、友人夫婦と入間でしたっきり……。22年ぶりの事です！帰り道、あまりの枝垂れ桜の美しさにすっかり魅せられてしまった私達は、”当家でも庭に桜を植えよう！”と大いに盛り上がりました。来年の春にはデッキからお花見しながらお茶しましょう！

  2005.04.15

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  ワークショップスタジオ建設日誌

  いよいよ始まったスタジオ建設。午前８時……小型ユンボを積んでT氏到着。簡単な打ち合わせの後、さっそく予定地内に残る、クヌギの根を掘りはじめる。家を建て始めた頃はひょろりとして細かったのに、１２～３年で直径３０ｃｍほどに育ってしまった。そのままでは屋根に覆い被さり危険なので、７年ほど前に友人たちに手伝ってもらい、切り倒しました。その根っこですが、これも掘り出しておかないと、基礎が安定しません。 そこでユンボで周囲の土を掘りだしましたが、上部は苔むして腐っているのに、土の中の根は思いのほか深く張っていて、ユンボといえど最初はびくともしません。何度も揺すってから完全に引き抜かれるまで、なぜか胸がきゅうっと締め付けられるようで、思わず”ごめんね。今までありがとうね。”とつぶやいてしまいました。１９年前自宅を建てる際、やはり十数本の根を掘り出しましたが、その時のことを思い出しました。あの時は夫が家具の制作で忙しく、早く家を建てたい一心で、私が一人で、しかも人力で！全て掘り出しました。チェーンブロックで引っぱりながら、何本も四方に深く張っている細い根の一本一本を手鋸で切ると、その度にバツン！”と鈍い音を立てて根が切れます。その時も心がしーんとするような不思議な感じがしました。ああこれが自然への畏敬の念というものかと、とても神妙な気分になったのを覚えています。２～３本の根を掘り起こして、やっと整地に入ります。ここからはスムーズに仕事が進みます。向かって左の工房と向かって右の自宅の間を整地し、自宅に添わせるようにスタジオを建てますが、地面が傾斜しているため、均す必要があります。それと、工房側の地面と１メートルほどの段差が出来ますので、掘り出した土を利用して、まくら木で土留めをしました。ここまでで午前中の作業はおしまい。ご苦労さまでした♪

  2005.04.14

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• タイトル改名

  このところこのブログのおかげで、自分のこれまでのことや、これからどうしたいのかなど、いろいろ書いている内に少しづつ整理がついて来ています。初めにタイトルを決めるのに、何となくもやもやしたままだったので、こだわりはなかったから、今回から変えてみました。ここで言う”ものづくり”とは主に私自身や夫の木工クラフト関連、そして近隣の陶芸家やその他のクラフト作家をイメージしています。形あるものだけでなく”もの書き”（娘）なども含み、そうした”ものづくり”にとって、楽園とは何かを探す旅日記、という気分。タイトルもテンプレートも変えられるのがブログの良い所ですから、大いに楽しもうと思います。ところで昨日の続きは、またの日に……というのも家がまたまた増殖！（笑）。好評の「組木絵教室」の拡大のため「ワークショップスタジオ」を増築することになりました。その準備で今日は老骨むち打っての力仕事。すっかりくたびれてしまったのと、明日重機が入るので朝５時には起きて残りの準備をする予定なのです。週に１～２度は仕事のため、寝るのが朝５時頃になることも。その時間に起きるなんて、久しぶりで何だか遠足の前の日みたいでワクワク♪してしまいます。ということで、今夜はおやすみなさい♪

  2005.04.13

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• ”ものづくり”の”ものがたり”その２

  セルフビルドの家も未完成のままで、やれ”サグラダファミリア”だの”増殖する家”だの励まし（？）のお声をかけて頂くものの、雨風しのげれば人というもの、案外生きていけるわけで、進ちょく状況は年々スピードを失うばかり……（笑）いつの間にか、ユニバーサルデザインというかバリアフリーというか、老後をにらんだ仕様へと、計画変更が多くなってきて、いったい”完成”というのはどうなった状態なのだっけ？と、本人にもわからなくなってきました。それはそれで、変幻自在もセルフビルドのいいところ。プラスに考えれば、可能性の宝庫です♪納戸のつもりだった部屋がギャラリーへ……と思いきや、いやまて？と、アトリエにすることになって落ち着いたり、玄関ホールを予定していたけど、近々計画中のカフェオープンに備えて、パントリー（食料庫）にしよう！……などなど私達にとって家は”すみか”というより、経済の要。工房とともにここから作品の全てが生み出されます。夫はオーダーを中心にした、『無垢材の創作家具』。私はひょんなことから始まった『レリーフ組木絵』の制作。娘はフリーのライター兼まかない。ゆくゆくはカフェのキッチンを担う予定。さてこうした自分達の作品を換金するには、おおまかに言って３通りの方法があります。その１／クラフト店やギャラリーに卸す。または委託で置いてもらい売れたら６～　７掛で精算。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その２／個展あるいはグループ展で販売。その場合も展示場に何割とか売れたら何割とか支払う。その３／全国各地で開かれる、各種”クラフトフェアー”といったイベントに参加料を支払い、ブースを確保し直接販売する。以上、他の陶芸家の友人達や木工仲間もほぼ同じ経路で、自分達の口に糊しているわけです。もちろん中でも１を主体にする者、２を中心に活動する者、３で全国叉に掛ける者ありと、それぞれ配分の割り合いは異なりますが……けれどそれぞれにリスクもあり、１、２、３をとり混ぜて、やっと何とかなっている、というのが現状でしょうか。特に２の”個展”などは何やら晴れがましく見えるので、お祝の花なども頂きますが、その実は……言い方が何ですけど……博打、ばくち！です。賭け、ギャンブル！です。ある程度の個展を開くには、その会場に見合った内容と点数の作品が必要ですから、その制作に取りかかっている期間は、注文制作もストップ状態なわけです。つまりその間収入もストップすることになります。委託で置いていた作品の売り上げが入るくらいです。しかし時には作品点数が足らず、委託品を引き上げて展示会に回すこともありますので、こうなると完全心停止状態で、あとは個展の成功を祈るばかり………本当の心臓も年々弱ってしまいそうです。実際に身体は年齢とともに衰えます。年金も子供も当てにはならない以上、このままでは死ぬ真際まで彼は鉋をかけ、私は糸鋸につっぷし続けるのだろうか！自営のものづくりの末路は、それしかないのでしょうか！　　　　　いや、考え方次第。きっと輝く未来への路はあるはずだわ！と、　　　　　残り少なくなった羽を引き抜き、痩せ細った腕で機を織りながら、　　　　　おツウはつぶやくのでした……（？）いけない。”ものがたり”が横道にそれてしまいました……（笑）。家は資産ではない、と誰かが書いてました。だって税金や維持費がかかるばかりで、何も生み出さない限り、土地と違って価値は年々下がるばかりですから。だったら家がお金を生み出す方法を探せばいいのです。それが自宅ギャラリーのオープンでした。2001年のことです。いよいよここから、夢ものがたりが始まります。これからがいいところ？……ですが続きはまた明日♪

  2005.04.12

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• ”ものづくり”の”ものがたり”

  いつからだったろう。田舎暮らしをして、”ものづくり”で生きて行こうと思い始めたのは……東京で学生時代を過ごし、そのまま故郷へも帰らず（といっても父は転勤族で、私の生まれも育ちも別々の県。その頃両親は九州地方だった）すでに一緒に暮らし始めていたつれあいと小さな本屋を経営していた頃でしょうか。幼い頃、野山を駆け回って遊んでいました。場所はちがっても共通の原風景を持っていた私達は”自分達の子供を育てるなら、やはり田舎で”と考えていたことも、あります。でもその前から、私自身の強烈な願望があったように思う。今で言う”スローライフ”……その元祖、はしり？といってもよいほどその頃食や環境の安全性を追求する一種のブームが高まっていた時代でした。本物や手をかけた物、大量生産、工場生産ではなく人の手や作る人の顔が見える、という価値。情報のるつぼのような書店にこもっている内に私の中ではそうした生き方への渇望が膨らんでいました。それでも根を張り始めた東京を脱出するには決意する勇気と時間が必要でした。まず第一に私とつれあいの、情熱の温度差が最初のハードル。思い立ったら吉日が性分の私はすぐさま、身一つで、どこでも行こうという気分ですがつれあいは、慎重でした。それこそ田舎暮しを夢見てから、実際に実現するまでに約１０年もかかってしまいました。それもワンステップというわけには行かなかった……まず最初のステップ。”決行”の直接のきっかけになったのは、娘の誕生でした。娘の成長するタイムテーブルには学校の事を筆頭に、否応も無く予定が刻まれてゆくのでそのことに背中を押されるように、やっとつれあいも決心がついた、というわけです。それまでのフリーランスでの気ままな仕事ぶりから自前で生業を立てて行くのですから彼は彼なりに一大決心をしたのでしょう。昔から好きだった”ものづくり”なかでも木工、家具作りを選びました。さあこれでやっと、夢実現！と思ったのはぬか喜びでした……思い描いていた場所にたどり着くのにそれからさらに２年を要しました。現在地にセルフビルドで工房を建てて仕事を開始。次にやはりセルフビルドで家を建て始めてから、もはや１９年目になろうとしています。山坂越えて、結果昨日の日記のような現状に行き着くわけですが語れば延々と続いてしまうこのものがたり。途中略して、気分は明るく♪　次回は”ものづくりにさらなる希望と夢をもたらすビジョン”の考察編to be continue.....

  2005.04.11

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• ものづくりのエネルギー問題

  このところ起業について考えている。”考えている”というと今まで”考えてなかった”みたいですがそうではなくて、何と言うか”イメージ”を脱却して”具体化へ”という事。結構ここのハードルは高く、なかなかシフトし難いように思う。だから”女性起業塾”へも出向いてみた。頭の中を堂々回りしている何かをからだごと動かし活性化することでいわばシャッフルされる気がして。まだ”経営者脳”には程遠いけれど”利益”が思考の優先順位のトップに来ている事は確かです（やっと……笑）。これまで２０年近く、”ものづくり”を生業にしていたわけですが往々にして、周囲のものづくり仲間（主に陶芸や木工など）もそうですが”作品”が何より大事で、”お金”の事は大きな声で言わない……みたいな。ストイックな貧乏人がかっこいい……みたいな。妙な考えに取り付かれている気がします。でも実際売れなくなり、食べられなくなると、不景気のせいにしたり、政治のせいにしたり、果ては天気のせいにしたり……そんな友人や仲間はいまだに多いです。あげくに”スローライフ”と称して極貧生活を楽しんでいる人すらいます。（貧乏も自慢になれば、それはそれでりっぱ！？）でも当然税金も払えないし、福祉の世話になることも……これではかつての”ものづくりにっぽん”でならした技も一部のストイックなまでのこだわり人間によってのみ継承されるばかりで後継者はとうてい先すぼみなのは、火を見るより明らかです。つまり”良い作品”を作り続けるエネルギーが枯渇しつつあるのです。（ある意味では”淘汰”といえるかも知れませんが……）これもまた大きな資源問題ではと、考えてしまいます。ものづくりにとって良質のエネルギーを持続させるにはいったい何が欠かせないのか。”情熱”イマジネーション”表現力””愛””渇望”……etsこれらは、しかしいわば必須項目であって、これらがなければそもそも”ものづくり”の道になど分け入らない。こと私に限っていうなら、やはり目に見える正当な代価が欠かせません。当たり前！といわれそうですが、人によって認識の巾や厚みが相当に別れる所。ほぼ一日中仕事に没頭従事していても、日当にならすと家族分はない！という作家は案外多い。よって離婚率も高くなる。身近な仲間の何人もが……やはり何か変。これでは資源は枯渇してしまう！第一子供達が家業を継がない。今の若者に”貧乏自慢”は洒落に聞こえないらしい。当家も例外ではない。せめて引き継いでくれる婿でも来てくれれば……などと夢見て待つしかないようだ。こうした現状を何とか抜け出したい！これまでの延長線上に、”幸せなものづくり”の楽園を描きたい！それがイメージの根幹なのだが、そこから枝葉をどう伸ばしてゆくのか。いくつかの具体的な創案はあるが、いつまでに、いくら”利益”として得られるようになるのか。まだまだ”イメージ”とせいぜい”思考”との間を揺れている段階にすぎないようだ。”具体化”したのは”バラのアーチ”ぐらいなものだろうか（笑）明日はもう少し、より具体的に、枝葉を……

  2005.04.10

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  タラ～ン♪昨日のクイズの答えは？

  これで～す！ん？わからない？それではこれならわかります？ これならピンときますよね。アプローチをギャラリー入口から見た所です。 つるバラ用のアーチです♪　構想１０年！！ついに実現しました。といっても肝心のバラはまだベイビーですが……ギャラリーに向かって歩いてゆくと頭上からバラの香りが降り注ぐ……のはたぶん２～３年後かなあ。アーチがかなり大きいのでこれ一杯に覆うまでにはもう少しかかるかも知れません。ガーデナーは気が長くないといけませんね。

  2005.04.08

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  春ともなれば出てくるものは虫だけじゃあない

  どこから出て来たのか、何やら怪し気な二人……一人は半そでTシャツで、一人はちょっと前流行った（？）白装束の怪しい集団の一人？みたいな。実はエントランスに、”ある構造物”を設置しようと、杭を打っているところで～す。いったい何でしょうねえ。 それにしても今日は暖かでした。いっぺんに水仙が咲いて、やっとやっと我が家にも春が来ました♪これから日に日に緑が増えて、大地がみずみずしくなるのですね。春はやっぱり大大大好き！今年はひざの調子も良くなったので、ガーデニングも出来る。嬉しい。私の天職。大好きな庭仕事。春の庭は私の希望、夢、愛。あ～それならもっと早く起きなくては！庭の水やりも手入れも、虫の活動も朝早いと相場は決まってるのだから。そこで２００５年春の誓い！その１。”今日中に”ベッドに入る事！その２。”日の出”……は無理だけど、朝もやの残る内に起きよう！その３。午前１０時までと午後５時～６時はガーデナーになる事を許すこの程度なら守れそうかな？はてさて上の写真では何を作るのでしょう。明日のお楽しみ♪

  2005.04.07

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• 楽しくも辛い？オフタイム

  第一第三水曜日はジョイフル本田J-2の教室の日。糸鋸を自宅から積んで、スクールで降ろしてと、結構な力仕事。だからいつもは娘をアシスタントに連れてゆく。ところが今日は”遠方から友きたる”とかで娘は出かけてしまい、昨年１２月開講以来、初めて設営を一人でこなさなければならなかった。ギックリ腰にならないように（笑）ゆっくりと台車に機械を移して運ぶ。何せ機械は重い！それを４～５台、毎回運ぶ事になろうとは……。面接の時には担当の方が”５～６台は揃えます”な～んて言ってたのに、ふたを開けたら、用意してくれたのは、２台。応募して下さった生徒さんは９人。今は出産とかで少し減ったけど、それでも愛車デミオには乗り切らないのが辛い。で、いつも夫のおんぼろ貨物車を借りてゆくのだが、これまた辛い！パワステ無し！窓はもちろん手回し！（今どき！）当然マニュアルでギアもハンドルの横っちょに付いているやつ！。それとこれからが特に大変。エアコンがな～い！！カルチャースクール講師の募集があった時、応募したのは、もちろん「レリーフ組木絵」を広く知らせる”営業”という目的もあったのだけど、同時に山の工房に引きこもっている毎日から、たまには飛び出したい！という気分があったから。そしてもう一つの動機。すぐ近くにあるシネコンで映画を観ること！。水曜日は女性が１０００円♪というのが、もしかしたら最大の理由でしょうかね。つまり気分はほとんどオフ！レジャー！レクレ－ション♪一時間の道のりがかかるので、愛車を駆って好きな音楽聴きながら、ミニドライブ気分で通える、と思っていたのに～！世の中計算通りにはなりません。とほほ……。毎回重いハンドルと入りにくいギアのせいか、肩も腰もバリバリになってしまいますが、ああそれでも、映画だけは何としても観ます！だってそれが楽しみで生きているのだから。（あちょっとオーバー）しかしまあ、ジョイフルさんにとっても、「組木絵」なんて開業以来初めての演目ですから、まあ様子見と言う事なのでしょう。それにしても３ヶ月間、アシスタント（夫まで動員）無しではできなかったのだけれど、今日からやっと自立致しました（！）やれやれ……

  2005.04.06

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• 自営業の落とし穴

  抜歯の後が痛くて、この数日鎮痛剤を飲み続けている。そのせいかぼ～っと考えがまとまらない（……のはいつもでしょ……笑）昼間は暖かいけど、夕方にはがくんと冷えてくる。すると体内の装置が働くのでしょうか、”冬眠”指令が出る（？）で、く～っと眠くなる（おいおい！）鎮痛剤と冬眠命令の相乗効果で今日一日仕事が予定の半分以下。自営業は、毎日こんないい加減な言い訳との闘いに明け暮れる（私だけか……）明日と明後日は教室があるので、準備だけして今日最後の薬を飲んでやっぱり寝てしまおう。明日こそきっぱり！…………

  2005.04.04

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• 心のイバラをナニワイバラに変えて

  このところ庭先の枯れ葉の間から、宿根草がいろいろと芽を出し始めました。大好きなケマン草（たいつり草）の紅白や、淡いピンクのさくら草、球根類もクロッカスを先頭に、水仙やチューリップ。つるバラのアンジェラやカクテルも新芽が次々とふくらんでいます。今年は庭仕事をする！出来るんだ！嬉しい！３年間できなかった大好きな、そう、もしかしたら私の”天職”のガーデニング。ある出来事がトラウマになって、この３年間庭に出られない日もあったのでなおさらにそう思うのです。心と身体は正直で、ひざが痛み、ずっとこの間しゃがむこともできなかった。階段が辛くて、２階の寝室まで行くのに、猫と一緒に四つん這いで上がったほど。降りるのはまた恐怖で、横向きになって、手すりがなければ無理。もちろん更年期とか、老化とかもあるけれど、心的ストレスが一番の原因でした。私達家族が、長年の東京暮らしから現在の山里暮らしへと、生活を転換したのは２２年前のこと。やぶ同然のクヌギの森を開墾し、木工工房と家を自分達で立て始めて、ギャラリーを開くまでに、１８年。クヌギの森に囲まれた小さな空間は、街からいらっしゃるお客様にとって、何よりのくつろぎ空間であり、非日常空間として、喜んで頂いていました。この空間に、さらにバラ園やブルーベリー園を加えて、この周囲にはないユニークなエリアにしようと、準備していた時、ショックな事件が起きたのです。すでにブルーベリー園の植栽を予定し、借り受ける約束をしていた土地に、ある日数人の男達がやって来て、何やら杭を打ち始めるではありませんか。…………思い出しただけでも辛い数日がその後やってきます。…………今その土地には我が家を覗き込むかのように一軒の家が建っています。しかも朝日をさえぎる東の高台に……。ブルーベリー園が広がるはずだったところに……。地域不信、人間不信。今思えばPTSDの状態が続きました。実は今も少し、動悸や不安感に時々おそわれます。その家がまるまる見える南のメインガーデンには今も降りてゆくのがためらわれます。でもあの時以来、急激に来たひざの痛みも今は随分薄れました。いろいろ良いと思われるサプリメントを取ったことも効を奏したのでしょうが、やはり一番の良薬は３年という時間でしょうか。まだ心のイバラは消えませんが、おかげで人の思いや言葉や信頼というものを、以前より身にしみて大切に感じます。お客様や生徒さんへの対応も、きっと随分変わったのではと思います。もっと心を強く、そして優しくなりたいです。ひざも庭仕事ができるくらいには回復したので、心身ともに、今年こそバラの手入れをしてあげられるのが嬉しい！でもね、なかなか人間は変われないですものね。隣の家は毎日見えますし、見えれば心揺れますし……。そこでナニワイバラの助けを借りる事になったわけです。（前口上が長くてすみません……）成長が早く、しかも常緑で、何と言っても真っ白な大輪のバラ！これを隣家との境に仕立てて、目隠しにしようと言うわけです。ちょっとトゲが多いのがたまにきず、ですが、私の心のトゲを引き受けて抜き取ってくれるような気がしたりして……（笑）。春はいっせいに大輪の白い花を咲かせてくれるので、隣家にも角が立つこともないかと。とりあえず１０本を鉢で大きくしてから、２年後くらいに地植えしようと考えています。気の長い話でしょ？さてこの計画上手く行くと良いですね。お客様にも”非日常を求めて森の中のこのギャラリーに来るのを楽しみにしていたのに”と不評ですので、何とか隣家が気にならないようにしてゆきたいと思います。ナニワイバラの成長とともに、きっと私も成長出来そうな気がしています。

  2005.04.02

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  ナニワイバラの成長っぷりときたら

  届いたばかりのナニワイバラの赤ちゃんナニワイバラの伸びた腕 写真を上手くレイアウトできませんが、違いがおわかり頂けますか？いろいろこのバラについて書きたかったのですが今日、久々に歯を抜いたりしたものだから夕方からず～っと痛みが続いていて……それに、明日の組木絵教室の準備もあり続きはまたまた次回にします。

  2005.04.01

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  ナニワイバラの苗が到着！

  おぎはら植物園さんに注文していた「ナニワイバラ」の苗が届きました。 苗そのものは小さくて手のひらサイズですが、この子はすぐに大きくなりますから、まずはこの位から育てるのが楽しみというもの。すでに我が家には４～５年ものの先輩が２～３メートルも、その腕を伸ばしていますので追いつけ追い越せとばかり、せっせと可愛がることにしましょう。しかもこの度のニューカマー、何と１０株！どうするんだ！　とこの子たちの伸び具合を御存じの方から心配のお声をいただきそうですがこれでもまだ足りないかしら、と思うほど伸びて伸びてはびこってほしい、”とある、訳”があるのです。そのお話は長～くなりますので写真などとともに明日、またここで続きを……（実は昨日愛猫のプチ家出騒動がありまして寒風の中夜な夜な捜しまわっていたものですから風邪を引いたみたいで……）では早めですが、おやすみなさい。

  2005.03.31

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• お月見うさぎの見る夢は……

  ギャラリーをオープンして以来、組木絵を気に入って、これまでにも何枚も注文してくださっているKさんが、プレゼントにと頼んでいかれた『お月見うさぎ』が、やっと出来上がりました。”やっと”などと言うと、これ一枚にすご～く日数がかかったみたいに聞こえますね。実は”作るまでに”日にちがかかっただけなのですが。この『お月見うさぎ』は、これと対のように人気のある『おやすみふくろう』とともに、私の定番中の定番。いくつも制作していて手慣れているため、取りかかれば割と早いのですが、どうしてもどこかちょっと変えたいのですね。とは言えデザインはかなりシンプルで、変えようもないくらい、私の中では落ち着いてしまっているので、あとは木の種類や杢目選びでしょうか。たとえ同じ種類の木を使っても、板の一枚一枚、色合いも杢目の表情も違いますので、空の部分ひとつで、静けさ漂う情景になったり、ドラマチックな予感を感じさせたり……。それと”うさぎ”がここでは主役ですが、作業の中でもかなりの質と量をとられます。材が堅いこともありますが、ふっくらとした立体感を出すには、まるで小さな彫像を刻むような緊張感を覚えます。滑らかで白いこのうさぎには、オイルも塗りません。「ミズキ」本来の白木の良さを、そのまま残したいからです。出来上がると、”このうさぎはお月様を見て何を思っているのだろう”と、毎回、何度作り上げても、想像してしまいます。そしていつの間にかそのうさぎは私自信になっているのです。小さい頃よく夜空のお月様をぼ～っと眺めていました。南向きの部屋の窓辺には、葡萄ではなく、大きなプラタナスの木があり、その大きな葉っぱの下を左から右へと動く月を、飽きもせず何時間も見つめていました。今思えばちょっと変な子でしたね。たぶんその記憶が、この『お月見うさぎ』の原風景なのかもしれません。今も時々物想う時、ふと気付くと、月に向かってぶつぶつと語りかけていることがあって、自分でも可笑しくなります。私にとっては心の友でしょうか、お月様は。これからも見守って下さいね。この『お月見うさぎ』も、お手元に届いた方の、心の友になれますよう願っています♪

  2005.03.27

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• ３月のテーマは桜

  ３月の教室は今日で終わり。注文制作の作品がいくつかたまってしまいお客様から”やさしい”催促もあるので月末は集中して、作品作りに専念しようと思う。桜の絵はいくつか作ったけれどデザインがしやすそうでいて奥が深いというか、ポピュラーなモチーフであればあるほど手強いものがある。例えば”猫”などもそのひとつかも。人気があるし、希望も多いし何と言っても大の猫好きなのでデザインを試みるのだけれどこれまた、なかなか決まらない。いっそ架空の生き物や架空の花などのほうがすぐに、思い浮かぶのだけれど。だれでも知っているどこかで見た事があるそんなモチーフがやはり一番悩む時間が長くなる。それにしても桜は大好きな花。国歌も「さくらさくら」になると素敵だと思いませんか？今日のサッカーの試合でも国歌が流れましたけど……ああ、この時期だし「さくらさくら」が似合うのになあ。

  2005.03.25

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• 女性は反応が素直なのがいい！

  経沢さんのTV出演がさらに弾みをつけたのでしょうか無料女性起業セミナー説明会への応募が続々とか。私はスカパーしか映らないテレビなのでとっても残念！でもきっと素敵で引き寄せられる内容だったんでしょうね。そうしたチャンスを探し求めている女性が多いとも言えるでしょう。山の中にある私の「組木絵教室」にもやってくるのは、９９％女性。木工で、機械を使うのだけれど”触った事もない～～”と言いつつ私の作品を見ただけで”やってみたい！”と即、決断する。洞察力、決断力、実行力はこのところ圧倒的に女性陣が群を抜いているように感じます。とにかく反応が素直な人はチャンスの神様のお気に入り。今の若い女性はその事に自信を持ってお母さん世代の私達の分もいきいきと進んでいってほしいですね。と今日はすっかり気分はママでした♪

  2005.03.24

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• インフルエンザ？それとも普通の風邪？

  夫が二日前から発熱。続いて娘が……私は……困るから引かない事に決める！と、強気で踏ん張っていたけどどうも怪しくなって来た。今日は早めに寝るとしよう。と思い日記を書き始めたら二階から娘が降りて来てキッチンで何やらカタカタ……”今チャイ作るからね。シナモンと生姜をたっぷりめにしてみんなで熱々のとこ、く～っと飲んで早く寝ようよ！”だって。ありがたい！まかないをすっかり任せてしまって３年になるかしらね。組木絵教室の生徒さんにもランチやケーキをお出ししてるのだけどとても好評で、もしかしたらお目当てはこれ？と思えるほどで、”ホームページにレシピを！”の要望が絶えない。東京でライターとして勤めていた彼女を”森の中で思う存分小説を書かせてあげる。その代わりごはん作って！”と半ば強引にトレードして来たのが３年前。だけどいつもこれで良かったのかと悩む。私は早くから親元を離れ自由きままに青春を謳歌したのにこんな山の中で、出会いのチャンスもなくあたら若い時間を閉じ込めているみたいできがとがめてしまうのだ。といっても彼女の人生だ。”いやならいつでも飛び出しなさいよ。いいんだからね。”とは言ってあるのだけど……先日東京の女性起業セミナーで一緒だった女性達があんなに真剣に未来を掴もうとしているのを見て、いいのかなあ。うちの娘。なあんて心配に……ああ、こういうのを本当の”老婆心”ていうのでしょうかね。それにしてもちょっと頭が痛くなってきたぞ。チャイで体がぽかぽかしてきたところでやっぱり寝る事にする。ありがとう！我が娘にしては出来過ぎだよ♪

  2005.03.23

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• 女性起業セミナー体験記その２

  経沢さんの講議はできる事なら直接またはDVDなどでお聞きになるほうが良い。別に出し惜しみしている訳ではなく人の理解というのは”見て、聞いて、さわって”（もちろん経沢さんには指一本触れてませんけどね）つまり実際に”行動”を伴ってこそより深まると思うからです。人それぞれポイントがあってそれは他の人と共通しているとは限らないし夫から”どうだった？”と聞かれたけどすぐには何もこたえなかったくらい。”こたえたくなかった”というほうが気分としては近い。極上のスルメを手に入れたら極上のお酒でちびちび味わいたいのです。ちなみに夫は下戸なのでね……。冗談はさておきこのセミナーでの私的ハイライトはやはり”プレゼンタイム”。娘など家を出る時”晴れ舞台、頑張って！”ですって！ちょっとそれはないでしょう。”晴れ舞台”どころか太めの鯉がまな板の上で切られる気分なのに。とうとう”その時間”がやってきた。”さあそれではどうぞ”と経沢さんに紹介されたとたん頭の中はセミナールームと同じ色に（真っ白！）ここへ来る電車の中で携帯電話をストップウォッチモードにして何度も繰り返し練習したことがまるで出てこない。しかも日頃夫や娘に”出来ない言い訳より出来るための工夫でしょ！”などと口癖のように言っているのに気が付くと、”何度計算しても年商○○にしかならない”と言っている自分が……。すかさず経沢さんに指摘をされてしまった。”人は考えた以上の自分にはなれない”つまり”ここまで”と決めたら”はい、それまで”という制限を自分でかけてしまうことになるのだった。工夫次第、考え方次第で壁は越えられる。もう一度計画の建て直しをしてみよう。”それでいつまでに、達成するのですか？””来年中には……”ほらまた曖昧な答え。”今年中にしましょうよ”と経沢さん。”あ、いや、たぶん無理。この一年ほどやってきてやっぱりじっくり来年………もごもご”こうして振り返ってもまるで自分じゃないみたいで、嫌になります。でもこれが現実の今の私なのですね。この日のために一週間、かなり集中して自分の現在地や未来を考えた。それが一番の収穫かも知れません。プレゼンした事業内容はごく一部だったしもっと違うものを求めている自分にもその過程で気付いたりもした。今はそのことをさらに練り直している最中です。実際に経沢さんとお会いして直にアドバイスして頂いたこと。それは思いきって行動した私への御褒美だと思っています。しかもとっておきの素敵な事が起き始めています。あれから私の脳味噌の中に経沢さんのスピーカーが取り付けられたらしいのです！あれやこれやと考えていると”それはいつまで？”とか”いくらになるの？”と声が聞こえるのですよ！効果絶大です。まだまだ得た事はあるのだけれど少しづつ検証して、とにかく具体化してゆく事だと思います。最後に印象に残った経沢さんの言葉”0.9×0.9は決して1にはならないけど1.1×1.1は８回かけると２倍になる”数字って素敵♪

  2005.03.22

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• 女性起業セミナー参加体験

  あっと言う間に日が立ってしまいまるでセミナー会場に居たのが一月以上前のような気がしてきます。あの日はひさしぶりの東京でしかも恵比寿。ついでに三越にある「バラクラ」のお店にぜひ寄りたくて少し早めに家を出ました。曇りがちな空で、少し肌寒いけれど私の住む山里よりは暖かく感じました。多分田舎とちがってどこにいても他人の体温がすぐ近くにあるからでしょうか。２０年前、１５年ほど住んでいたというのになつかしさよりギャップが強くなりましたか。込み合う電車は特に……。最近は昨秋以来の上京だけれど恵比寿は数年ぶりかもしれない。さて三越に入ってみるとお目当ての「バラクラ」がどこにも見当たらない。どうやら撤収してしまったらしいのです。バラ好きのメッカのような「バラクライングリッシュガーデン」。長野まではなかなか出かけられないので楽しみにしていたのに残念。空いた時間を本屋で潰そうとぶらぶら。でもここも売り場面積が随分縮小したような……。東京は生き物のように来る度にめまぐるしく変わってしまうのですね。こんなアメーバのような東京のしかも恵比寿に会社を構えている女性社長にこれからお会いするのかと思うといっそう得難いことに思えてワクワク、ドキドキ、ゾクゾク、ブルブル～～～。なあんてね。怪獣じゃあないんだから落ち着いて落ち着いて。でもはやる気持ちのせいかまだ準備中のところに着いてしまい外に出たり、トイレをお借りしたりやっぱり落ち着きません！その内ちらほら参加者が増えて前の空いている所へ座る事に。通信講座のDVDでは経沢さんは向かって右の方を良く向かれるかなあと思ったので、迷わずそちらへ。すでに一番前はお一人いらしたのでほどよく（何が？）二番手におさまる。席が埋まっていよいよ登場。経沢さんが部屋に入ったとたん空気がパ～ッと変わりましたね。爽やかで新鮮なそよ風のような方でした。そして何よりスレンダー！こうしたカリスマ性も、経営者には必要なのですね。私早速学びました！”経営者をめざすならまずダイエット”（笑）参加者の方は皆さん私と同年代？（こらこら）いえ、私の娘、と同じくらいの方達でした。それはそうです。そもそも経沢さんの会社は団塊ジュニア世代に焦点を合わせ営業なさっているのですから。でも私がこれから展開して行こうと考えている教室も主にこの世代の女性が対象になるわけですからちょっと気恥ずかしいけど、気にしない気にしない。それより何よりもう経沢さんの”立て板に水”の講議に吸い込まれるかのようにあっと言う間に時間が過ぎていきました。講議内容はお隣の一番シートにおすわりになった方が日記で詳しくレポートしていますので、是非たずねてみて下さい。ああ、ここまでで今日は終わります。仕事が残っているのに書き出すと止まらない。続きはまた明日……。

  2005.03.21

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• 早くもニックネームを改名。

  昨日、せっかく書いた日記を消してしまい落ち込んだ気分を、何とか転換するためにニックネームを変えてみました。というのも娘に”なあにそれえ”とちょっと鼻先で笑われたというのが決定的な理由でしょうか。最初の”akemingoo”は私の名前から取りました。ingとgoodをプラスして”いつも現在進行形で良い事がいっぱい♪”という気分で、とても気に入っていたのに……でものっけにポカしたのですっぱり捨てる事にしました。そこでやはり素直に私のもの作りの業務内容『組木絵』から付けました。この道の第一人者になるべくこれから邁進するのですからね。そのために「女性起業塾」にも参加した訳ですし。ということで気分を新たに再出発です。

  2005.03.21

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• 消してしまった！今日の日記

  教室の生徒さんが帰った後でとても疲れていたのか昨日の続きをい～っぱい書いたのに！消してしまった……すんごく楽しくて疲れも忘れて没頭していたのに！消してしまった……で、すっかり落ちてます。でもね。いろいろ整理しながら書いてたから無駄にはね、ならないよね、ね、。。。めずらしくこんなに早くお風呂入って寝ます。明日もう一度……トライ♪♪

  2005.03.20

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• まずはもう一度自分磨きから　日記編

  木工クラフト作家として物づくりの日々を送っているけれどもう２０年も立つのに、”これって私の天職？”と悩んでいます。”適職”と”天職”は違うと誰かが言ってたけれどそれを聞いた時”ああ、そうだったんだ”と妙に納得がいったのです。でも２０年も続けていると、それなりに技術も身に付きそれなりのお客様がついてくださった。仕事が嫌いではないし有り難いとも思うのだけど何か胸につかえる感じというか……じっとしていても解決はしないので環境を変える意味でも一昨年から教室を開き始めました。教えてほしいという声にうながされた事もあるけれど物づくりの孤独から逃れたくなった、というのが正直かも。するとそれまでお客様が作品を買って下さった時とはまた違う満足感や喜びを感じて、久しぶりに毎日がワクワクするのです。これから後継者を育てたり、教室を増やしたり……と想像している内に事業としての可能性も感じ始めてきました。そんな時書店でふと一冊の雑誌を手に取ると「起業」の文字が目に飛び込んで来たのですね。というより、”求めていると引き寄せる”という感じ。今までにもよくこういう出合いがあったので”おお、これかあ”と一気に読んで早速インターネットで検索。それが「女性起業塾」のサイトとの出会いでした。”思い立ったが吉日”というのが私のモットー。すぐに通信講座を購入して、特典の一日無料セミナーにも即応募。しかも”事業計画公開プレゼン募集”とあったのでまあ、まさか通るとは思はなかったのだけど自分整理に良い機会とばかり、ラフプランを書き込んでみました。２週間ほどして、メールが入ってビックリ！「プレゼン決まりました。A4～A3に事業計画をまとめて事前提出を」リアリー？ですよね。いやまいったなあ。でもすぐに”グッドチャンス！”と気持ちを切り替えて１週間後にせまっていたので、仕事の合間にパソコンに向かう。もう「事業計画書」なんてこの歳になっても初めて。書き方が分からないのであれこれネット探し。でも調べれば調べるほど難しくなる。ポイントだけ決めて、後は”私流”でやるしかない、と覚悟を決めて何とか仕上がったものの、メール添付が上手く行かずPDFへの変換方法を女性塾の方に教えて頂き、やっと送信。セミナーの前日ぎりぎりでした。やれやれ……さて翌日は久しぶりの東京。いったい”初プレゼン”はどうなったのでしょうか？続きはまた明日…………

  2005.03.19

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