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テーマ:プロ野球全般。(13349)
カテゴリ:プロ野球
http://www.giants.jp/G/gnews/news_20060116_0002.html
本日、遅れに遅れていた新しいユニフォームがやっと発表になった。 案の上、見た目だけでいえばむしろ醜悪な出来になってしまった。 このユニに決定してしまうプロセスを少し考えてみたのだが、「全然わかってないんだなぁ」という感想しかもてない。 特に、休日のホーム用(左)の絶望的なセンスの無さには涙が出てきそうでこれを着なければならない監督・コーチ・選手、そして熱心なファンがかわいそうなくらい。 第一に、右上がりの筆記体のチームロゴだが、全体的に大きすぎるのと、位置が上すぎてラケットラインと全然マッチしていない。中央の従来型と較べてみればすぐにわかると思うが。 そもそもラケットライン(胸中央から首周りにつながる線がテニスのラケットみたいだからこう呼ばれる)自体がもうすでに時代遅れ。ラケットラインが数年前にまたぞろ最近復活したのが一種のレトロ趣味だったわけで、今新たにこの上に筆記体ロゴを載せると、本当の意味での、二重の意味で時代遅れにしか見えないのだ。 次によく解らないのが脇下と体側の「第三部分」と呼ばれる場所を黒くしてしまったこと。いや、サッカーのユニにはよくあるし、西武ライオンズのユニを見ててそれ自体の意味は解っているが。 「アンダーシャツ」というもののある野球のユニにそれがあることの意味がわからないのだ。はっきり言えばただ単に邪魔なだけ。それに腕を下げて立ってると、脇毛がはみ出てるように見えてしまうぞ、これ。 そもそも、サッカーの場合、アンダーシャツを着ることはあっても野球のように袖から出すことはないのだがな。 数年前、巨人が「キャンプ・オープン戦ユニ」としてこれらの原型を出してきたときには「まあいいんじゃないか」と鷹揚に考えていた。これらをたたき台にして、元にしてモデファイを加えてゆけばいいんじゃないかと。所詮オープン戦までだしと。 巨人のユニフォームを決定するする人間ってどこかセンスが一本くるってるとしか思えないのだ。あるいはメーカー側に騙された一種の「裸の王様」状態なのか。 去年、試合前と帰り、イーグルスのレプリカユニのまま電車やバスに乗ったりしたことがある。四十過ぎたおっさんがあれをやるのはかなり勇気がいることなのだが。まそれでもイーグルスのユニ自体がデザイン的にも色的にもおかしくはないから出来るのであって。また、通称「カラスコユニ」と呼ばれる黒ユニを着て街中を歩いたりはしている。 しかし、そんな今の自分でも、新しいこの休日ユニを着て(考えたくも無いが)中央線や山手線を乗り継いで東京ドームに応援に行きたくはないわな。あるいは、赤ユニといわれた近鉄の濃いオレンジのビジター用ユニですら平気だった自分でもこの新しい巨人のユニフォームだけは尊厳をもって断わると思う。 巨人にユニフォームを無償提供しなければならないメーカーの立場もわからんでもない。今までとどこかが確実に違うデザインでなければファンは新たに買い求めてはくれないだろうという弱気な判断が、このような「新しいコンセプトの注入」になるのであろう。ロッテの場合もそうだったし。 だからといってファンがそれを全面的に受け入れてくれると思ったら大間違い。舐めてはいけない。「良い」と思わなければファンは絶対にお金は出さないものだ。というよりも裸の王様に出てくる子供のように、「それ、カッコ悪いよ」と、ちゃんといえるのがファンとして正しいあり方なのではないのかと、今まさに強くそう思うのだ。 だから言う。 巨人の新ユニ、カッコ悪い 前園みたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年01月17日 18時45分36秒
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