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テーマ:TVで観た映画(3875)
カテゴリ:映画・ビデオ・DVD
早いもので今年4月に始まったこの企画も折り返しを過ぎて、残すは今週土曜(9月6日)放映の「七人の侍」など12本となった。
http://www.nhk.or.jp/kurosawa/ 正直、「どですかでん」「デルス・ウザーラ」「夢」「八月の狂想曲」「まあただよ」に関しては果して勧めていいものなのかどうかは迷うところであるが 「七人の侍」「赤ひげ」「隠し砦の三悪人」「影武者」「乱」「天国と地獄」「悪い奴ほど…」の七本に関していえば「この映画を見ていないというのはそれは不幸」というくらいの名作である。是非ともご覧あれ。 9月6日というのが実は黒澤明の命日。いわれて思い出したのは、当時自分は世田谷の経堂というところで(ビデオレンタル店の店長として)働いていたのだが、お客のひとりに成城あたりに住んでいるという人がいて、その人から「もうなんか大変だよ」というような形でこの黒澤明の訃報というものを耳にしたことだ。 自分のおぼろげな記憶だと「それはまだ暑い夏のまっさかりの出来事」ということでなければならないのだが仙台だと9月はもう初秋である。 七人の侍 自分がこの映画の完全版「207分バージョン」というものを初めてちゃんとした形で見たのはおそらくは高田馬場あたりの名画座で見たときで、それはだからたぶん83年か84年のことだと思う。 当時、新大久保だったか西早稲田だったかの友人の家に居候のような形で上がりこみ、勝手に棲みついてそして四谷にある広告会社にAD見習いとして働いていた自分には高田馬場あたりは、ある種「ホームグラウンド」でもあって、ここではそういう古い映画を相当な本数観ている。 しかしこの「七人の侍」はずしりと全身に堪えた。 それまでテレビで見ていた「七人の侍 短縮版」とはまったくの別物だったからだ。 この映画(つまり完全版のことだが)に関しては、初見の人でもある程度のストーリーは知っていて見たほうがよいかもしれない。でないと後半になって畳み掛けるように二転三転するストーリーに「映画を観る心」というものがついてゆけなくなるおそれがあるからだ。 だからあのときの自分のように「短縮版では見ているのだけれど」という人の方がこの「完全版」をはじめて見た時の感動・あるいは衝撃というものは大きいのではないかと思う。 ウィキペディアによる映画「七人の侍」のストーリーと解説 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%BE%8D 観るべし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年09月04日 06時26分13秒
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