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カテゴリ:ゴールデンイーグルス
どうもごぶさたしています。
だいぶ前にマジックナンバーのことに触れて現行の「最大勝率を優勝とする」という優勝チームの定義に文句をつけたことがあった。 もう一度それについて書いておこうかと思う。 今度はCM(クライマックスシリーズに出られるための残り勝利数)についても触れておくとする。 「CMとは何か」は、言い換えると、現行のルールで「上位三位以内になるための残り勝利数」ということにもなる。 これが9月10日現在のパ・リーグの順位表 試 勝 敗 分 勝率 差 残 ------------------------------------------- 1 日本ハム 118 69 48 1 .590 --- 26 M22 2 ソフトバンク 122 67 51 4 .568 2.5 22 3 楽天 117 60 56 1 .517 6.0 27 4 西武 120 57 59 4 .491 3.0 24 5 ロッテ 122 50 68 4 .424 8.0 22 6 オリックス 121 48 72 1 .400 3.0 23 日本ハムは残り26試合あって22勝すれば最終的にどのチームよりも勝率で上回ることができる、つまり優勝することができる。その22という数がいわゆるマジックナンバーになる。 どのチームよりもというが、早い話が二位にいるチームよりもということになる。 二位にいるのがソフトバンクだから例にとるのだが ソフトバンクは現在122試合を消化して67勝(51敗)している。ソフトバンクが現在のところ可能な最大勝利数は残り試合全勝の89勝(51敗)、勝率が.635である。 日本ハムがこれを上回るのに必要な勝利数が91勝(52敗)ということで、 残り26試合で22勝(4敗)、勝率は .636になる。 但し条件がある。 二位のソフトバンクが全勝するというのが第一前提であるから、 日本ハムとソフトバンクの残りの直接対決はソフトバンクの全勝(日本ハムは全敗)という第一前提が覆ってはならない。 リーグ戦はそれぞれのホームが12試合づつの24試合。 日本ハムとソフトバンクの直接対決の結果は、日本ハム9-11ソフトバンク(引き分け0)と20試合を消化して残りは4試合。 つまり日本ハムはソフトバンクとの直接対決の残り4試合全敗しても(計算上は)残り22試合を全勝すればよいということで第一前提は崩れずに、マジックナンバーが存在する(マジックが出た)ことになる。 しかし、もし仮に今日(11日)、日本ハムが負けてソフトバンクが勝つと 1 日本ハム 119 69 49 1 .584 --- 25 2 ソフトバンク 123 68 51 4 .571 1.5 22 となる。そこでもう一度上と同じ計算をすると・・・ ソフトバンクは123試合を消化して68勝(51敗)となる。 ソフトバンクの可能最大勝利数は残り試合全勝の89勝(51敗)で、勝率は .635 とここまでは変わらないが、日本ハムがこれを上回るのに必要な勝利数は残り25試合で22勝の91勝だが、もう3敗しかできなくなるということになる。すると、ソフトバンクとの残り直接対決4試合に全敗すると、91勝には届かなくなるということになってしまうのだ。 つまり、第一前提が崩れたので、日本ハムの優勝のマジックナンバーは存在しなくなる(消えたというやつ)わけだ。 まあこの消えたマジックナンバーのことを「隠れマジック」と言ったりするわけだが。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月10日 14時31分23秒
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