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2010年05月07日
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実は自分は伊坂幸太郎原作の映画群をさほど高くは評価していない。

むしろ例外なのが「ゴールデンスランバー」ぐらいなもので、あとはまあなんていうのかはっきりいえば「原作負け」ばかりだなと感じている。

というかこの「ゴールデンスランバー」の原作小説を読んだときに自分も感じたことだし多くの人も言っていたことなのだが「ゴールデンスランバー」どう考えても映像化(つまり映画)することを念頭に書かれているらしく、いままでの伊坂作品に比べると(映画化する人たちに対して)非常に優しいつくりになっている。

そのほかの伊坂幸太郎の小説世界というものは小説という形式だからこそ成立しているといっても過言ではないくらいで。

小説の中に盛り込まれている「情報」を映画の手法で「映像と音」に置換してしまうと非常にうすっぺらなものになりそうなものばかりで、そのまま映画化するととんでもない駄作に成り下がるのだろう。

逆に言えば、映画を作る側からすればこれだけチャレンジフルな領域もないわけで、映画界の方から(つまり監督とかプロデューサーからいうことだが)伊坂作品に対して映像化のオファーが多いというのもよくわかるのだけれども。

映画「重力ピエロ」を最初に観たときの感想をいうと「勘弁してくれよ」というような、どちらかというと低評価の感想であった。まあ今でもそれは変わらないのだけれども基本的には。

なにが困るかというと、映画的な意味での「真犯人」の存在が最初からネタバレ気味なのはしかたないとしても、特に映画の最初の方で、真犯人の謎の行動が謎になっていないような浅い描写しかされていないのには、まあ正直いって画面から目をそらしたくなってしまっていた。

伊坂幸太郎自身がこの映画に対して「下手するとただの『家族の物語』になってしまう危険があった」というようなことを言っていたが、これはズバリこの映画に対する酷評と同じである。皮肉なものだが。

もっと酷いのはこの映画のトレーラー(予告編)だった。最近の映画でこんなにも怠惰な予告編は見たことがない。

おそらく(原作小説を読まずに)この予告編を観てそして映画を見た人はがっかりしたのではないだろうか。だってそのまんまなんだもの。

せめて映画化にあたっては、原作世界からぶっとんでも、もっと別の結末のようなものは付けられなかったのだろうか。そんなに難しいことではないと思うのだが。

たとえば、警察が「真犯人」を逮捕しにやってくるとか。

あるいは、今度は兄弟がふたりだけで(ナツコさんを交えて三人でもいいのだが)サーカスを観に行くとか。

それだけでもこの映画の「読後感」はずいぶんと違っていたはずだ。


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つい一ヶ月ほど前だったか、珍しく暖かい四月のある日、仕事と仕事の合間にぽっかりと空いた時間つぶしのために自分は一番丁の一丁目あたりをふらついていた。

で、なんとなくだがヤマハの向かい側から「壱弐参(いろは)横丁」を抜けて次の目的地まで近道をした。自分がこの壱弐参横丁を通り抜けるのは久しぶりのことで、実に25年ぶりのことだったりする。目的のお店に行ったときでも帰りはそのまま元来た方角に戻るのが当たり前のことだからだ。

この壱弐参横丁、映画にもチラリと出てくるが、昔の仙台の面影をそのまま残している貴重な区画になってしまった。

ふと思い立って、映画の中でグラフィカルアート(落書き)のあったのところ(のロケ地)を曲がって覗いて見た。流石に落書きはちゃんと消されていたし放火の焼け焦げの跡も残ってはいなかった。(当たり前のことだけど)そのことに対しては、なんか奇妙な安堵感というものを得ることはできた。

(つづく)



重力ピエロ
まあ映画はともかく原作の小説は傑作













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Last updated  2010年05月07日 18時33分47秒
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