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先々週は仏事があってずっと塩竃にいた。
まあ塩竃は自分が生まれて18のころまで住んでいたところなのでいわゆる故郷になる。 今でも月に一二度はなんやかやで来ているのであまりその意識もないんだけど。 集まった親戚との会話の中で、従姉妹の旦那さんが伊坂幸太郎の奥さんの元同僚であることを知った。 世の中狭いものである。狭いといえば、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』のロケ地が塩竃にも一ヶ所ある。例の襲撃された本屋である。塩竃といっていいのか、多賀城なのか七ヶ浜なのかも微妙な位置だが。 自分が中学から18のころまで住んでいた家が天満崎というところにあった。今では町名変更で「舟入二丁目」に変わってしまったが。そこにある「やたら目立つ家」といえば地元の人ならばすぐにわかるはずだ。 ロケのあった本屋というのが、その家から目と鼻の先、ほんの500メートルくらいのところにある。聞けばもうすぐ閉店になるとかならないとか。 さて、この映画『アヒルと鴨のコインロッカー』を見るたびに思うのは「よく出来た小説ほど映画化は難しい」ということだ。 ネタバレになるので詳しくは書かないが、冒頭からこの映画は失敗を犯している。 声がねぇ。声が俳優のそのままの声を使ったのでは反則でしょ、って意味で。 なぜ瑛太のナレーションでこのシーンを再現しなかったのだろうか。そうすればこの「よくできた小説」を映画化したもの対する非難ももっと少なかっただろうし評価も変わっていたのではなかろうか。 残念である。 (つづく) アヒルと鴨のコインロッカー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年06月22日 23時15分47秒
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