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2010年09月19日
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カテゴリ:テレビ番組
どうも誤解されているフシがあるようだが、自分はホラー・オカルト物のことを嫌っているわけではない。

自分が嫌うというか糾弾しているのはテレビでやるような「インチキオカルト」であって何故かというその理由は散々書いてきている。

要するにフィクションとしてのオカルトホラーの出来の悪さを実話を強調することで誤魔化しているのものばかりが横行しているからだ。だからそう見えてしまうんでしょうね。


さてテレビドラマの「熱海の捜査官」である。

第一話を見たときに自分はこのドラマの構成というか「世界観」は読めてはいた。

登場人物全てがこの世のものではないという、ブルースウィルス主演Mナイトシャマラン監督の映画だとかニコール・キッドマン主演の「アザーズ」と同じトリックであろうと。

同じ三木聡監督による「図鑑に載ってない虫」という三年前の映画があるのだがその映画と作り方がそっくりだったからだ。

しかもご丁寧にもこの「図鑑…」という映画に出てくる「チュッパチャプスさん」という不気味な老女(同じ新屋英子という女優が演じている)がドラマ冒頭いきなり出てきたりしているので、まあ見るほうにとっては非常に親切なつくりになっていたとも言える。

たとえて言うと画面にでっかいテロップが出ていたようなものなのだ。

自分なんか「これ全部アナザーワールドの出来事ですから細かなこと突っ込みはナシにして…」という製作者の声が聞こえたような気がしたくらいだ。

録画していたもの、そして録画しそこねた第三話と第四話を借りて最初からすべて見直してみた。

回ってない風力発電のプロペラが動き出すところで世界観が変わるというお約束であるとか、色彩感の狂った世界とか、見返してみるとなるほどちゃんと伏線は張ってあった。

ほか、新たにわかったこと。

この「南熱海市」はあの世(死者の世界)や現実世界とはどこかではつながっている中間的な存在であり、それぞれと行き来は可能である。

ただしそれに気づくことは自分達がすでに死者であることに気づくことでもある。

ドラマの中では「2」にしていたが、これは「4=死」を暗喩している、などなど。

この「登場人物がすべて死者」という世界観(つまりドラマ的な意味でのどんでん返しのオチ)については「ヒドいオチだ!」と怒りだす人もいるかもしれない。

むしろこう捉えられないものだろうか。

フィクションと現実の境界線というものについてだ。

これは小説「リング」シリーズの第三部である「ループ」を読んだときにも感じたことだった。

ドラマの中の登場人物というのはこの世に実在していないと言う意味では視聴者(こちら側)からみればいわば「死者」のような存在である。

フィクションの人物であっても作り手の力量によっては生かすこともできるし殺すこともできる。

よく出来たフィクション(ドラマ)は、作品世界を飛び越えてこちら側(現実)に対しての働きかけをする、つまり現実とそうでない世界をつなぐ中間的な橋渡しの役割を果たす存在になるのだと。

だからこのドラマを見て痛切に感じたことといえば、やはり「本当にあった…」みたいなインチキオカルトものをいくら束にしたところで決して「現実」にはならない。
それはいくら積み重ねてみても「ただのウソ」でしかないということだ。

嘘の冠をかぶせた「実話もの」よりも、よくできた - つまり極上のフィクション作品のほうがどれだけ現実のこの世界を動かす要素あるのかというようなことだった。



図鑑に載ってない虫





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Last updated  2010年09月24日 16時55分53秒
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