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テーマ:DVD映画鑑賞(14128)
カテゴリ:映画・ビデオ・DVD
結局のところこれは田辺誠一と鈴木浩介の顔芸を楽しむ映画。
というかこの映画での田辺誠一のつきぬけ具合は尋常ではない。 戸田恵梨香も松田翔太もそのワリを喰ったという感じ。 映画「ゴールデンスランバー」を劇場に見に行ったときに本編開始前にばんばん流れていたのがこの「ライアーゲーム」の予告編だった。だからこの「ライアーゲーム」の予告をみるといまでもやたらコーラが飲みたくなるし、あのやたら甘ったるいポップコーンの匂いが漂ってくるような気がしてならない。サブリミナルか。 流石に映画館で見る気にはなれずにDVDになったものを見た。 まあそれなりの出来である。テレビドラマ版二本分の価値はある。全然ほめ言葉にはなってないが。 いろいろといってるけれど、自分は「第一シリーズ」のことはそれなりに評価していた。但し第二シリーズはそうでもない。 なんていうのかね。こういうドラマって結局「土曜の深夜だからこそ許される」ようなものなのではないのか。 たとえば休日の午後にこの「ライアーゲーム」を劇場で見て、そして見終わって劇場の外に出て休日の午後の日差しを浴びたときには人はどういう気分になるんだろうかなぁ、なんか切ないものがあるんじゃないのかなぁとか、そういう余計なことも考えたりしたのだ。 映画で使われていた「エデンの園」というゲームは推理ゲームではごく定番中の定番といえるもので、強いていえば本来二種類用意されているリンゴの種類を3種類にしてゲームのルールをちょっと複雑にした程度。第二部で問題になった「書面にサインをさせて行動を強制する」というのがルール違反になっている。 テレビドラマのほうをずっと見ていた人にはそうでもないだろうが、このルール自体に慣れないと、というかこういうものなのだということを納得した上でこの映画を見ないとさっぱりゲームの進行も理解できないだろうし「なにをそんなに大袈裟に驚いているんだこいつらは?」みたいなクールな反応にもなりかねないだろう。 誰かが言っていたが、最初は二種類のリンゴでスタートして、後半になって人数を絞り二回戦(決勝戦)としてリンゴを三種類に増やしたバージョンでのゲーム進行にしたほうがわかりやすかったのではないのか。 自分的には及第点スレスレといった映画だが、世間的にはこの映画が高く評価されているのが不思議でしかたがなかった。 とくにネットの映画批評サイトでのこの「ライアーゲーム」の評は首を傾げたくなるくらい高い。(ものが多い) 自分もよく見ている映画批評サイトでも「100点満点中の90点」という高評価を与えている。 いやまあそれはいいんだけれどさ、同じサイトで同じ人間の映画「ゴールデンスランバー」の評価が70点になっていて、その言い草が「リアリティがまったくないから」としていたりするから首をひねりたくなるのだ。(しかも完全な勘違いをしている) リアリティなんてものを映画採点の基準にしたら、こっちの「ライアーゲーム」はどうなるんだろう。それこそ30点にも届かないのではないのか。そうならないのか。 んー、こういうネットで幅を利かせているマキャベリストはコイツだけに限ったことじゃないんだが、最近なんか腹がたった出来事であったので。 http://movie.maeda-y.com/movie/01433.htm http://movie.maeda-y.com/movie/01418.htm
とか書いている。アホでしょコイツ。警察サイドにも幅の利くような連中が仕組んだ暗殺劇だからこそ森田(吉岡秀隆)があのパレードの近くまでクルマを止めても見逃されていたということだし、映画の中で(暗殺黒幕の)シナリオどおりにすぐに警官がすっ飛んできたではないか。リアリティ不足を指摘するのならむしろ河原に10年近く放置していたクルマがバッテリーを交換しただけで動いたところでしょ。 関連記事 LIAR☆GAME 総集編+最終回三時間SP 2007.06.23 ※何故か評判のよかった記事。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年12月16日 08時57分08秒
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