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テーマ:DVD映画鑑賞(14128)
カテゴリ:映画・ビデオ・DVD
自分の周囲では女優吉高由里子の評価がまっぷたつである。
たしかに今の吉高では連続ドラマの主演はちと荷が重すぎるか。 自分からすると 時間をかけてというかもっと自由に役づくりをさせてやりたかったような感じはするのだが。 「重力ピエロ」で吉高のやった役は面白かった。 イズミは着々と計画を進行中だったが、バーの店内で彼の前に姿を現した謎の美女(吉高)に秘密を見られたと感じた。二度目に姿を現した彼女をレストランの外で捕まえて問い詰める。そこで彼女の意外な正体が明らかにされる。 オドオドして挙動不審な感じ(昔の自分のことを知っている人間に顔を見つめられるのが苦手という設定)がね、この暗い映画の中では数少ない「笑い」となって救いであった。 このシーンは何回も見てしまった。 このシーンのロケ地は(多く知られているとおりで)仙台市地下鉄の泉中央駅。サッカーベガルタ仙台の聖地ユアテックスタジアムの最寄り駅として有名なところ。 ひょっとしてこれはもしかして「イズミが泉中央で」という語呂合わせなのか。 最近ではとんとご無沙汰だが、一時期私用でこの駅は頻繁に乗り降りに利用していた。最近ではバイクでこの近くまで行ったときに通り過ぎたくらい。 以前ちょいと別のブログで書いたことなのだけれども「自分がベガルタの試合が見に行きにくい理由」というものがあってこの駅をベガルタの試合を見るために最後に利用したのは都並監督時代の2005年ともう5年も前に遡ることになる。 そのころに撮った写真がこれである。 「何故そこまで知っている」といいたくなるくらいの情報通で、ハル(岡田将生)の鬱屈した心の中というものを見抜き、ズバリと言い当ててしまう謎の美女。バックになっているルーブルもどきのガラスのパビリオン(地下鉄の出入り口である)の効果があってシーンとしてとても面白いものになっている。 友だちだったか仕事の同僚だったかが吉高のことを指して「残念な子だね」みたいに言ったときはちょっと反感があってつい弁護調になってしまったことがある。 主演ドラマの出来というかつくりはまあ褒められたものではないかもしれないが、それを全て主演の吉高の責任にしてかぶせてしまうのはどうだろうか。それこそお門違いというものではないのか。自分なんかは「最大の元凶は原作の小説じゃねぇの」みたいなことを口にするからいっそうの顰蹙を買うんだけれども。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月15日 13時47分51秒
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