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カテゴリ:映画・ビデオ・DVD
で、その菅谷梨沙子が主演を務めたBerryz工房の「劇団ゲキハロ」公演「三億円少女」のDVDをそいつから借りて見た。
菅谷梨沙子が主演といっても、この「三億円少女」公演、Berryz工房のメンバー7人が日替わりで主役を務めた7パターンのウチのひとつということらしい。(オマケ映像で残り6パターンの模様がちょこっとだけついていたが) ずいぶんと無茶なことをやるもんだと感心してしまった。 スケジュールも実に変則的で、東京公演(昨年秋)が終わったあと「飛び」で大阪公演が二日間、四舞台が行われている。 「なんかキツキツのスケジュールだったんだね」と聞くと「そりゃしょうがないでしょう。だってメンバーの大半が現役の高校生なんだから…」と言われてしまったが。 まあそれじゃしょうがないよね確かに。 その昔、自分は代役としてデパートと遊園地で行われる「ウルトラマンショー」の着ぐるみに押し込まれたことがあったのだが、同じ日に行われた三回のステージで、ウルトラマンエースと宇宙人と宇宙怪獣の三役(要するに降格人事)をやらさせてパニックになったことがあったのを思い出してしまった。ああ、これは全然関係ないっすか、そうですか。 話を戻す。 そもそもだが、自分はこのような舞台をDVDにしたものを見てそれを評価すること自体が大きな間違いだと思っている人間である。 カメラの視点で捉えた映像で「舞台劇」というものを評価してはならない。 どんなにしても参考程度のものでしかないと思うのだ。 しかし、生の舞台がどうしても見られないというファンも多いだろうし、このようなDVDが商品として成立する事情もよくわかる(つもりだ)。 要するにコアなファン向けのものと理解するべきなんだろうこれは。 ぶっちゃけ言えば、自分はこのDVDに対して定価(4800円)の価値は見出せない。 しかし、もしスケジュール的に許されるのであればこの舞台劇を見に行きたいと思っただろうし、この公演のチケット(6000-7000円)にならば価値を感じただろう。そういうものだろう。そしてそれはコンサート・ライブとまったく同じことだろうと思う。 菅谷梨沙子が主役(というか本当は番頭の鈴木さんが主役なんだけど)の依子を務めたパターンDが本公演でも人気が一番高かったという。 (前の記事のとおりで)それはよーくとわかる。 「まるで昭和43年からタイムトリップでもしてきたかのように出現してきた少女」を演じるのに、この菅谷梨沙子ぐらいうってつけの適役はそうそういるまいて。 悪く言えば一種の「出落ち」になってしまうのかもしれないが。 ストーリーは宮崎あおいが主演した「はつ恋」になんとなく似てなくもないが、オチというかラストに(舞台向きの)すさまじいどんでん返しが用意されていて、そういう「シナリオ」の上手さは感じた。 買えとは言えないが、機会があれば是非とも見て欲しいとは思った。 TBS-BSあたりではまだやらないのか? やってくれるのであれば自分は七パターン全部見たいと思うぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年01月11日 04時03分33秒
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