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カテゴリ:マスコミ・報道関係
内閣支持微増、21%=不支持は59%-時事世論調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011011400594 支持率持ち直し 菅内閣は政策実現に全力を(1月16日付・読売社説) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110115-OYT1T00750.htm?from=y10 「支持率38%」という数字を見たときには、これはなんかの間違いじゃないのかと思ったくらいだった。 スタートした時点で約1/3しか支持されていない、そして半分以上の人が不支持を表明する改造内閣というのは聞いたことがないからだ。 自分の周囲は実は割りと政治好きというか「政治の話」をするのが好きな連中が多い。 それはそれで結構なこととは思うのだが、自分のような年寄りから見ると、彼らの語っている内容がどこかバーチャル的というか、まるでゲームのように政治を語っているような気がすることがある。要するに語っている内容のその背景というものが実に稀薄で「何を目的として」 「何のために」が見えなくて困ることがあるのだ。 「要するにおまえら、政治家のことをバカにするのが目的で単に面白がって政治を語ってないか」とか「一種のエンターテイメントとして政治のことをネタにしてない?」と感じるような連中がいるからだ。 いや彼ら、そして私たち有権者が「面白がったり」「笑いのネタにする」のはまだ許された権利という言い方も出来るだろうが、許せないのは、マスコミまでもこの「政治を単に面白ネタ」にする風潮が出てきていることだ。 いや本当にね、政治を語るとか言っているようなスタンスのテレビ番組報道番組のおおよそ半分は見る気が失せる。 だってつまんないんだもん。エンターテイメントとして見た場合も、報道番組としても。 というか、これは自分が前々から感じていることなのだが、今の民主党による政権というもの、このような「政治をネタとして楽しむ」という悪い風潮を受けて生まれてしまったものなんじゃないのかな。 今回の菅改造内閣というものを一言で片付けると「ただのだまくらかし」だろう。 「いざ政権をとりました。一年半やってきましたがマニュフェストとして掲げたものは実行できませんでした。でも政権は絶対に離しません。首相を変えてみました。やっぱりマニュフェストは無理みたいです。支持率は欲しいです。政治と金の問題は片付けられません。かわりに内閣の顔ぶれを変えてみました。どうでしょう」みたいな感じ。 前に誰かが民主党のことを「風の谷のナウシカ」の巨神兵になぞらえたはなしをしたが[註]、今の民主党はまさにぶっ倒れながらゲロを吐きドロドロに溶けてゆくあの巨神兵そのものだ。 菅内閣が、ではなく民主党がだ。 ほとんどの人が菅総理(首相)の任期と民主政権は今年6月までだろうと言っているようだ。 おそらく自分もそうなるんじゃないかと思っている。だが、これを自分は決してよいことだとは思ってはいない。憂鬱でしかない。 この憂鬱というものを解消してくれるものがもしあるとすれば、強いていえばだが、彼らが「ごめんなさい」をして党そのものを解散してくれることくらいか。 [註]2010年06月06日の記事「風の谷のナウシカを見た」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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