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カテゴリ:アニメ・ゲーム・コミック
電動で屋根が開くオープンカーを買うなら、白い車にしてパーツのスキマに赤い電飾を仕込んで、デストロイモード!と叫びながら屋根を開きたい、秋葉原愛好家です。
バブル景気華やかなりし頃の日本も、同じようなことをしていたんでしょうね。 外国の美術品や土地を買い漁り、大挙してブランド店に押し寄せるなど、よろしくない噂には、こと欠きませんでしたし。 新装開店した王様の仕立て屋3巻、ここに出てくる中国。 強引な企業展開でナポリの服職人を買い漁り、ヨーロッパへの進出をうかがう。 今まで散々安労働力をあてにして中国に縫製をやらせておいて、とうの中国が力をつけて逆上陸したら危機だと大騒ぎするヨーロッパ勢もどうかと思いますが、それはさておき。 後継者不足、外国資本による習慣の破壊、物を知らない客による悪貨の広がり。 服飾に限らず、人の世で何度も立ちはだかり、時に伝統技術を破壊していったそれに、この漫画ではどう立ち向かったのか。 普段は、一着これぞというスーツを仕立てて皆を驚かせ一件落着となりますが、こうも問題が大きいとそうは生地問屋が卸(おろ)しません。 一つ解決策を示しても「足りない」とダメ出しされ、さらなる策が求められる。 最後にたどりつ解答は、読んでのお楽しみ。 仕立て仕事の素晴らしさを皆に再認識させ職人が奮起する、というドラマとしては盛り上がるけど現実には効果が薄い精神論で終わらないことは、保証します。 今回は、いつもと違った雰囲気の名言が多かった。 個人的には、ロックは個人の生き様で革命軍の軍歌じゃない、てなセリフが一押しです。
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最終更新日
2013年04月06日 19時00分21秒
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