|
カテゴリ:映画・演劇
今年の夏は観たい映画が山盛りの、秋葉原愛好家です。
40代の男の子は絶対に観ましょう、パシフィック・リム。 日本の巨大ロボットアニメと怪獣映画を、思い切りお金をかけて実写にするとこうなる、という映画です。 他の世代でも、ロボットか怪獣を愛する心があるなら、だいじょうぶ。 二人一組で乗り込み操縦者の動きをトレースするあたりはモーターヘッドを、体に密着したパイロットスーツとラストのあれはエヴァを、大気圏外からの落下はガンダムを、チェーンソードはガリアンを、救援ヘリがやってくるのはパトレイバーをリスペクトしたような、そんな娯楽映画ですから。 デートコースに組み込む映画とは正反対、映画学校の教師のような視点では落第点、映画が芸術でとか語るひょーろんかはみむきもしない、だが!しかし!私たちのような人間には満点な映画です。 細かいこと言えばいろいろ気になりますが、それは縁日の屋台で買ったかき氷の1gの差異にこだわるようなもの。 町内祭りの盆踊りを、フィギュア世界大会の基準で採点するくらいの野暮。 そしてこれは吹き替え版がオススメ。 CMで流れたロケットエルボーのシーン、ネタばれしないために多くは語りませんが、杉田智和よくやった!と言いたくなること請け合いです。 菊地凛子にわざわざ林原めぐみをあてるは、シャアとアムロの共演だわ、まあともかくわかっているキャスティングですから。 ケンドーコバヤシに不安を感じる向きもあるでしょうが、私はまったく違和感を感じなかった、というかエンドロールでその名を見るまで気づかないほど他の声優に溶け込んでいましたよ。 話題作りのためというより炎上マーケティングとしか思えない、どこの馬の骨とも分からない有名俳優を使った、濃縮したゴミのようなそこらのキャスティングとは別物です。 それにしても、菊地凛子演じる森マコ。 何でしょう、この日本のオタク心を狙い撃ちするかのようなヒロインは。 暗い過去、利発、冷静、控えめだが戦闘力が高く、スレンダーでショートヘア。 欧米臭がない。 私はもう許しますよ。 ゴジラやドラゴンボールを冒涜したハリウッドを。 これだけ、わかっている代物を送ってくれたのですから。 補足 本作のレビューとしては、以下がベストでしょう。 http://hamari13.blog.fc2.com/blog-entry-13.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月14日 18時10分56秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画・演劇] カテゴリの最新記事
|
|