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カテゴリ:四角いものから
21:00-22:00
NHK総合 監査法人「会社、つぶせますか?腐敗企業に正義のメスを!」 岩手・宮城内陸地震は大変な地震規模だったのだと地盤がこれほど崩れてしまったらなすすべもないのだと驚いてNHKに見入っていたのですが、それでたまたま見たドラマでした。 舞台は台詞の端々から中央青山監査法人を髣髴とさせます。うん、このところのNHKは「ハゲタカ」といい情報の非対称になりがちな経済の専門分野という素材をうまく引き出している! 説明長が無く全て台詞で表していました。 主人公はドラマ「マンハッタンラブストーリー」で目を引いたの塚本高史さんでした。会計士の役で出ています。設定が色々とフラグが立ってウェットオチが予想できて楽しい。ただやっぱり本筋は監査法人をどきどきするような経済ドラマであって欲しい。今の監査難民へつながる背景を描ききって欲しい。彼の上司が切れ者で、ただ一人親友の死とその奥に潜む闇を追っていくようになりそうで、本筋とは別に状況をなぞりそうで面白くなりそうです。 ドラマが向き合っているモノが、実は建設でもシステム開発でも読み替えられるもので非常に共感できた。 特に良かったのが 「不正を見逃せば、真面目にやっている人を潰す事になる(?)」と言うところ。 そうなんだよ! 真面目にやるってことはそれだけコストが掛かる。手抜きをしたり法を破る連中をのばなしにすれば、それだけ真っ当にやるところは心が折れて退場するか次第に不正に馴染むようになってしまう。だから公正な番人が必要なんだ。 今回は粉飾産業として土建がとりあげられていたけれど、あの当時、2001年公共事業大変革で建設業界の事情はあんな土下座じゃなく表現して欲しかった。必死の方向がずれている。他にもいくつか監査があんなにすぐに企業を切るとかありえないと思ったが総じて面白いドラマだった。全6回見たいと思う。 ところで監査法人がアリなら、建設不動産業界の確認検査機関もドラマにならないか? 建設不動産は株式でもいじるところだし興味がある。それにイーホームズの話も聞いてみたい。ドラマも作りようじゃ国交省とかゼネコンとか構造建築士とか扱えるし、偽装の背景とコンプライアンスみたいに掘り下げると面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月16日 07時52分44秒
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