国境なき　うずら団

　5月27日の党首討論を報じたメディア各社の編集を知るに及び、モニカ・ブラウ「検閲 1945‐1949―禁じられた原爆報道」や江藤淳「閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本」を読むべしと思うようになった。報道、娯楽、教養、生活、スポーツとマスに提示する世界観を歪めるのは、手抜きではなく意図的かもしれんと感じるようになったからだ。森達也「それでもドキュメンタリーは嘘をつく」の後、物足りなかったら取り掛かってみよう。少なくとも見識、すなわちトンデモでいうところの頭の上のレミニスケープなり曼荼羅を広げるには役に立ちそうだから。