国境なき　うずら団

　このところ鶉一家の皆さんは毛布やシャツの山に滑り込むのがお気に入りです。

　巣箱の掃除に外に出すと一目散に走っていきます。シャツの中を縦横無尽に掻き分けているかと思えば、適当なところで顔を出してこちらの様子を伺っていたりします。

　なかなかに野生児のうずこなのです。

　ただしタルト＠うずらの場合、カラスが横切って窓に影が映る時は「びゅーん」とこちらに戻ってきます。「怖い怖い」とニンゲンのそばの物陰、例えばお尻の下とかに潜んでじっとしています。落ち着くと腿の上に飛び乗って軽く羽繕いを始めます。初めはこちらを見つつ翼にくちばしを入れているのですが、そのうち熱心にお羽の手入れを始めています。これが小さい温かいあんよで一生懸命ズボンからずり落ちないようにと調子を取るからくすぐったい。


　Yシャツの山の中のタルト＠うずら↓