国境なき　うずら団

　暮れ頃うずこの皆さんはまたやけにただならぬ様子でした。飛び上がっては巣箱を倒したりと。

　朝になって巣箱を開けてみるとシフォン＠うずらが動きも鈍くてぐったりしています。寒そうに震えています。はじめはまた女性疾患、つまりたまご詰まりも疑がい温めていたのですが。その内、どうもご飯を食べるのにも首が回らないということに気がつきました。羽繕いにもしんどそうでちょっと後ろを向こうものなら目を瞑ってしまいます。反対側から後ろを向こうにも途中で目をキューっと閉じます。喉の下を嘴で掻こうにもキュー。お尻の油を取りたくてもキュー。

　うずこも痛いときは人と同じように顔を顰めるのだ。

　これは一緒に怯えて飛んだ時に首を痛めたに違いありません。
　ご飯がなかなかうまく啄ばめない様子。というわけで雛用の練り餌を水で十分に膨らませてで食べさせてあげることにしました。少しずつ体力も戻ってようやく砂浴びを自力でできるようになっていました。