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2015年10月23日
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カテゴリ:四角いものから
 ドラえもんの中ではのびた君が一番好きだ。

 ●・θ・●は「進撃の巨人」でもジャン一押しだからね。
 巨人にはなれないし、ずば抜けた戦闘能力があるわけじゃない。親友の死から葛藤して成長していく、そういうところが好きだなんだ。

 のびた君もドラえもんから道具をもらえば楽をしちゃう。
 逆にやられた以上に相手を追い詰めたりとまあ欲望に忠実で自分を律しようにも流されてしまう。相場で儲けたい一心で仕掛けが早くなったり、あちこちに目移りした経験があればあながち他人事には思えない。

 こういう等身大のキャラクターは感情移入しやすい。

 子が今お気に入りなのがNEWドラえもんの29巻で、この中には名作「台風のフー子」もあるのだが、「21世紀のおとのさま」を繰り返し見ている。

 話の作りとしては「ローマの休日」に似ている。
 わがままで簡単に人を「手討ち」にしようっていうとのさまが
 未来に来て自分は肩書以外は何もないただの人になってしまう。
 1週間後親切だけどあまり裕福ではなさそうな人に拾われて、建設現場で多くの中の一員として働いているのを発見される。周囲の人に受け入れられ幸せそうだった。

 自己承認を経て彼は「大人」になったのだ。

 もう無分別で周りに当たり散らすことはしない。
 彼は過去に帰っても無邪気に声をかけてきた農民の子に笑顔で応じ、農家の人に交じって稲刈りに混じっていく。工事現場で声をかけられた「ファイト」をなまった調子で口ずさむと、周りにいる人たちも一緒に殿様に真似て合唱していった。

 子はこういう自分なりに頑張って変わっていく人を見るのが好きなんだそうだ。
 「とのさまががんばるところがすき」と言って見ている。





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最終更新日  2015年10月23日 08時45分24秒
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