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カテゴリ:四角いものから
山本七平さんの本で「近代の創造渋沢栄一の思想と行動」を読んだことがある。
時折思い返して読みたくなるが、子供のものが増えたので売ってしまった。 既に内容はうろ覚えなのだが 親と子との間に共通の支柱があった話は面白かった。 例えば日常的にに四書五経といったことが話に上り、そこで考え方を補正する機会があったという。 今時の小学校の親はそこで悩む。 家庭によって教育方針、人に迷惑を掛けないレベルというのは異なるから。そしてそのどれもが正しいから自分は自分になるしかない。 ただ その共通の背景もまた近代の創造の条件だったのかもしれない。 今は個であることが推奨されて久しいけれどそれは多くの人間を動員する国をうごかすような仕組みにはなりえないのではないか。個というとらえ方にもよるんでしょうけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月04日 04時29分13秒
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