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カテゴリ:四角いものから
ヴィラネス~悪役令嬢の矜持~
更新が待てないので、また本作のお勧めポイントを紹介します。 それは絶対の彼我に間を埋めようと足掻く姿勢です。 だから清々しい。 48話「タールベルク 11.機関報告」で クリスティーナ父ハンネス・ウィンクラーさんは国王陛下に護国を感じたとありました。きっとそこから身を律した結果があの行き方だったんでしょう。クリスティーナもフリードさんに護国を感じ、彼の横に並び立たとうと踏み出した。彼女の周りでは「お姉さま」と慕うトリシャ・タールベルクさんも学業に身を入れて取り組むようになりました。ウェスリー・シュミット君は既に大事なものを守るために先行しています。かつては裏切ったカトリナ・ヘリングだってDV親からも搾取する婚約者からも自分の弱さからも立ち上がりました。 対立するのがゲームヒロインのソフィア勢。自分の絶対の正義を問題の盾にしている派。 将来を国を任せることに一抹の不安を掻き立てる王子様のアレクシス・シュタイアート君。たまたま上の人たちが乗ってもいいと思ったからうまくいったんですが、婚約を破棄するために年下の婚約者を嵌めたんですな。いい大人で物語の舞台のええとこの学校に勤務するオズワルド・ボルツ先生は成績改竄に手を出すとドン引き。その他愉快な仲間たちがいるんですが、この頃はこの人たちもまた少しずつクリスティーナさまや彼女に感化された人たちによって変化が見えてきているので「ざまあ」とともに様子見。 読み返す度に新たな気づきがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月10日 11時12分31秒
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