|
カテゴリ:四角いものから
ヴィラネス~悪役令嬢の矜持~
104話「卒業 13.膝を折る Side アレクシス」 魔術科の学生って男の子が多いんですかね? 挨拶に来る人が特に断って男性ってあったので。 さて今回は「王太子アレクシス・シュタイアート君が膝を折るってよ」回。 前々回テレーゼ姐さんがなかなかにガッツがあって、人の機微を読まないユリウス・ウィンクラーさんにはこれくらい言ってくれる人がお似合いだなと感心していたところです。ハンネス・ウィンクラーさんが62話「聖夜祭 2.動き出すもの」次代は期待が持てるとおっしゃっていたのはことも分かりましたが大変でしたね。 前置きが長くなりましたが 45話「タールベルク 8.想いの形 Side フリード」で「向けられる思いを大切にしたい」と柔軟に心を切り替えたフリードもびっくり! 婚約者を元婚約者のアレクシス君に呼び捨てされていますよ! 次回は防御壁回なのか、そうなのか。 元婚約者のアレクシス君も遅まきながら自身の立ち位置の危うさに気が付いた模様。 そんなん話し合いと称して仲間内で、丸腰で碌な戦い方を知らない年下の女性を囲んで抜身の剣で脅した一方的な断罪時点で気が付いていなかったのかと。3話「婚約破棄編 2.既視感」 100話「卒業 9.未来を担うは Side ???」ではハンネス・ウィンクラーさんは娘のクリスティーナに対して権力の暴走に対して鈍感であったことを批判していました。同様に立場が上のアレクシス君についてもこの頃から懸念は持たれていたんだろうと思いました。 事実王都から離れた辺境にすら知らせは届いて、とんだ悪女だと思われていたわけですからねえ。大変な名誉棄損で、学内でも悪女に鉄槌を下したいという男子集団に襲われ貞操の危機があったわけですから。 24話「最終学年・前期 10.暴走 Side ハーマン」 上に立つものほど権力の濫用には気を配りたいもの。 古くはリィウス「ローマ建国史」最近だとディビッド・ハルバースタム「ベスト & ブライテスト」に読み取れる。 アレクシス君はみたいな一途に思い込むところがある。60話「最終学年・後期 12.バッドエンド? Side ソフィア」は信頼がいい方に転んでギレス・クリーガー君を快く辺境へ送り出している。ただし心の振り子が振り切れると相手に苛烈で、アンチ許すまじ。ストッパーには冷静で視野の広い人が望まれるだろうけれどそういう人とは根本的に馬は合わないだろうね。クリスティーナさんと合わなかったのはそういう点かなと推察。個人としてはともかく為政者ならばただしその性質もバランスが取れてあくまでフレーバーな限りで許されること。 さて何の算段もなく元婚約者のアレクシス君はクリスティーナさんに名前呼びをしたわけだ。 ●・θ・● は緊迫して更新を待つ。 ノシ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月11日 00時32分21秒
|