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カテゴリ:四角いものから
今日も今日とて高齢ネトウヨ男性に絡まれようやくあの人たちの衝動がどこから来るのか分かりました。文芸春秋昭和6・10「満蒙と我が特殊権益座談会」東京帝国大学助教授法学博士の神川彦松さんが紙面で喝破していたようにあれは
帝国主義 というものなんだと思います。 今日絡んだ人は往来をフラフラして歩いていて、私が横切ったら怒鳴りつけてきたんですよ。 夏場に見た男性と世代がおんなじで嫌だなあと思ったら案の定。夏の人は「アジアの劣った人」史観。今回の秋の人は自分を不快にする目下の女だから横を通り抜けたことがまず「頭がおかしい」。思わずなんでそんなことを言うんですかと返すと、俺は英語「しか」喋れないんだとただひたすら「げったうぇい!」を繰り返し体を押してこずいてきました。「どうせ子供もいないんだろう」「共産党員だ」って言ってたじゃん、日本語で。要は気に食わない→「頭のおかしい」アジア人だから英語で追い払うっていう理屈。ヒエラルキー構造。 なんでああいう何をしてもいいって思えるんだろう。 今は室町かな? ひょっとして下馬して挨拶するような何かが必要だったのかな? 敗戦後も抱えた帝国主義の頂点を変えてブイブイ自分以外を見下し何をしてもいいと思う、ともすれば大東亜共栄圏構想まで一足飛びのあの危うさの原点。今の教育のように近代史に重点を置いていなかった世代は危うい。 調べて古谷経衡「シニア右翼」にあたる。今度図書館で取り寄せようと思った。 シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのか (中公新書ラクレ 790) [ 古谷経衡 ] ちらと書評を読んで 日露戦争も多くの列強の支持で辛勝したがその事実は正さず誤った楽観を広げた。満州を巡って幣原喜重郎外相の国際協調路線を弱腰と叩いたのもその誤解を放置したのが原因だ。 コロナ対策でも同じ楽観が蔓延しており誰も正そうとしない。言論を過小評価して放置させている。その根っこに手が届きそうな感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月17日 09時01分13秒
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