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カテゴリ:愛のハーベスト
前回までのあらすじ
友人の紹介で出会った みか彦とエグ美 互いに気になる存在となり、ある日 みか彦は溢れる想いを エグ美に告げるのだが… (詳しい内容は コチラ) 【第2回 互いの週末 ~前編~】 失意の夜を越えて 新しい朝を迎えた みか彦 みか彦の心とは裏腹に 窓の外は 澄んだ秋空が広がる ふと、携帯に目を向ける ----------------------------------------------- 2009/10/** 9:30 from 三上寛 sub 今日 何してる? ----------------------------------------------- おはよう せっかくの秋晴れなので を見に出かけない? 連休利用して1000円で、みか彦の近所まで来たよ 同期で 鹿児島営業所の 温州もこっち来てるしさぁ あと少ししたら迎えにいくよ 三上寛より P.S. 俺の名前 ヒロシじゃなくて カンだからな 念のため ---------------------------------------------- みか彦『三上の奴、相変わらず突然で強引だよなぁ、 まぁ、それが同期の中でも出世が早い理由なんだろうな。 それにしても 三上の名前くらい今更知ってるよ』 三上の車が到着、同じく同期で鹿児島赴任の 温州と 海へ… 東京赴任の三上、静岡赴任のみか彦、鹿児島の温州は 久しぶりの同期再開を楽しむ… 三上 『しかし 静岡出身の俺が東京で、逆のお前が静岡だもんな』 みか彦 『ほんとほんと、お前の名前の由来も静岡にちなんでるのにな』 三上 『ところで、みか彦 お前 有田部長から命じられた例のプロジェクト プレゼンの日も近いけど、どんな感じなんだ? 』 みか彦 『あぁ、【甘夏って 名前ほど 甘くないよぇ?プロジェクト】だろ テーマが鷹派過ぎて 正直 頭が痛いよ、それに昨夜の事で凹んでるし』 三上 『さては、エグ美ちゃんと何かあったな?』 みか彦 『三上と温州に紹介してもらった件だから正直に話すけど、 カクカクシカジカ…で でも、シロミがキミがで 断られるかな、普通』 みか造 『分かって無いでごわすね、女心が』 みか彦 『なんだよ、温州!』 三上 『まぁまぁ、みか彦も知ってるだろ? エグ美ちゃんち、お姉さんとたった二人の家族なんだぜ 今までエグ美ちゃんを育ててくれたお姉さんより 自分が先に幸せ掴む訳にはいかないじゃないか… …それより、例のプロジェクト失敗したら、 お前 早期収穫されるの分かってるよな?』 みか彦 『わかってるよ、仕事も想いも、時間が無いんだよ、あ~ぁ』 みか造 『ばってん、海はいいでごわす。潮風が心地良いでごわす』 三上 『だよなぁ、海から吹く潮風には ナトリウム、マグネシウムなど ミネラルが豊富、それによって俺達は熟れていくんだよな… みか彦 『潮風が俺たちを育てる、か。 でもさぁ、普通 世間の風にあたると 渋くなっていくだろ? 風にあたって甘くなるって、変な話だよな』 三上 『世の中 渋いのばっかだったら、どうするんだよ(笑)』 みか彦 『お前ら二人は、お気楽系だよ』 三上 『何言ってんだよ、俺達 柑橘系だろ』 みか造 『スカッといくでごわす』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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