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【店舗改装の為 一時閉店?】 青メガネ係長 ほぼ内勤

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こんにちは
2009.10.15
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カテゴリ:愛のハーベスト
ノート前回までのあらすじ

自らの出生の秘密を知った エグ美

そして 夜が明けるまでに みか彦との想いを成就しなければ。

エグ美の運命が…




みか彦の住む街へ向かうエグ美
8 のコピー big-1.jpg

【愛のハーベスト第5回 ~クロスロード~】



一方 三上、温州とのドライブから戻り、
ミカ彦は 一人地元商店街を歩く


千日前 のコピー-1.jpg

ミカ彦  『同期って やっぱりいいなぁ。少し気が楽になった。

      とは言え、明日は【甘夏って・・・プロジェクト】のプレゼン日

      みかん生産者、甘夏生産者、外郭団体を前にしてかぁ 

      あぁまた気が滅入ってきた』




            『みか彦ぉー、みーかーひーこー』



みか彦の名を呼ぶのは・・・


ミカ彦  『なんだ くけ子かぁ』

千日前-のコピー.jpg.gif


くけ子  『なんだとはなによ、こんな美女が呼んであげてるのにさぁ怒ってる

tenjin-g.gif

      しっかし、なんて顔してんの。良かったら話してご覧なさい、少しは楽になるかもよ』


ミカ彦  『えっらそうに。話しても分からないと思うけど 

      昨夜アンナコンナ事失恋があって、明日はプレゼンがあって下向き矢印


くけ子  『元気出しなよ、よっしあたしがビールご馳走してあげる

      ご飯もまだなんでしょ?』


ミカ彦  『いいよ別に、第一 お前こそ 付き合ってる人に見つかったら

      大変なことになるぞ』


くけ子 『実は 先月バイバイしました。報告終わり』

千日前-のコピ n.gif

ミカ彦  『報告終わり、じゃ無いよ。ったく バイバイされたんだろ?』


くけ子  『では そーゆー事で、 ほらほら行くよっ!』


みか彦  『いつもこの調子だよ。ハイハイ お供します』



夜の帳が下りて来て 行き交う群集の中 ミカ彦を探すエグ美

そんな事は 何も知らず 暖簾をくぐるミカ彦、と クケ子。



2時間ほどの時間が過ぎた


カウンター.jpg.gif



みか彦  『だからさぁ、ヒック。俺は そんなつもりじゃ、ヒック。わかる~』

くけ子 『分かるって何度も言ってるでしょ、この酔っ払い!

      明日 大事な仕事があるんでしょ、今日はこの辺にしとこ、

      すいませ~ん、おあいそ』

みか彦  『わかりました、帰りますよ~』



ガラガラガラ。マイドあり~バイバイ



シャッターの下りたアーケードを歩く。

しかし、みか彦は既に千鳥足




くけ子  『ちょっと、足もと フラフラしてるじゃない、

      危ないなぁ』


みか彦  『な~に言っちゃってるの、まっしゅぐ歩いてますよ~

      ほらね、駆け足だって。タッタッター』


くけ子  『危ないよ、あっ!そっちゴミ袋の山が』


ドス、バァサッ! 飲食店の出したゴミ袋の山に突っ込んだ みか彦


くけ子  『あちゃー。やっちゃった~。』

みか彦  『助けて~、ヘルプヘルプ くけ子~』

くけ子  『ほら、手につかまって ヨイショって、

      !!力入れすぎだよ、倒れる~』


ドス、バァサッ!


みか彦の制御の利かない力に 引っ張られ
くけ子まで ごみ袋の山へ



通行人  『目がハートヒューヒュー 熱いねぇ お二人さん

      おっちゃんも混ぜてもらいたいもんだグッド。チリンチリン自転車

      おっちゃんは、ビールを買い足しに行くよ~』



冷やかされるのもムリが無い状況。

やっと二人が体勢を起こそうとした時・・・



            『み、みか彦さ、ん?』



焦点の定まらないミカ彦の目に映ったのは
彼を探し疲れて、アーケードを途方に暮れていた エグ美であった。



エグ美  『どうしたの、ひどく酔っ払ってるの?

       隣の方は・・・』


みか彦  『いやぁ ちらうんだよ、ご・か・い! ヒックきらきら

      こいつ、先月バイバイしたから』


エグ美  『何言ってるの?別れた人を 酔って抱擁なんて

      こんな街中で・・・

      ひどい、何て人なのっ!』


クケ子  『いや、あの違うんですよ。これは、その雫


みか彦  『そうそう、バイバイだから♪ こいつは』

DCF_0963-2.JPG
エグ美  『こいつ、とか仲がよろしいんですね、
  
      バイバイって、こうして 仲良く会ってるじゃないですか。

      もう結構です、さよなら雫



パカパカと信号がまたたく小さなスクランブル交差点を 去るように渡って行く



みか彦  『ご・か・い だって♪。待ってヨ~』


酩酊状態のミカ彦には、追いかける事はおろか
弁解する事もできなかった。


どうして 『誤解』という歯車ばかりが
噛み合ってしまうのか・・・


飛び込む胸を失ったエグ美が戻る先は、

もぅあそこしか無かったのである。

そして、信号は赤に変わっていた。


交差点 のコピー.jpg


      





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Last updated  2009.10.17 00:47:13
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