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カテゴリ:愛のハーベスト
みか彦の収穫指示を下した 有田(ありだ)と団体長の宴は続く
【愛のハーベスト 番外編 ~悪の華~】 団体長 『しかし有田さん、あの青島という者の収穫の件ですが 詳細まで突っ込まれると めんどくさい事になりませんかな?』 有田 『厳密に言えば 10月中旬に収穫されるのは 【早生(わせ)】と呼ばれてる種類ですね 青島は その名のとおり 青島みかん種ですから 11月中旬~12月中旬が、収穫時期 収穫の後 果皮の水分を自然風で飛ばす【予措(よそ)】を施し その後、貯蔵庫で貯蔵して 甘み熟成されるのが、本来の姿です。 団体長 『然様、【予措】をしませんと、貯蔵の段階で 貯蔵庫の湿度が上がり過ぎて 熟成に悪影響しますからね。 貯蔵も長いものでは3ケ月するものもありますな』 有田 『ごく一部のエリートに限った話ですよ。3ヵ月は。』 カラッ 個室の 襖の開く音が… 有田 『誰だ?』 仲居 『失礼いたします。お酒の 追加などはよろしいでしょうか?』 団体長 『なんだ仲居か。しかし見慣れない 顔だな?新人か?』 仲居 『レモンと申します。今月からお世話になっております。 今後ともよろしくお願いします』 有田 『わかった、酒は足りている 席を外してくれ』 仲居 『失礼いたしました』 夜に大輪を咲かす、悪の華。 そして大きな仕事は 夜の密室で決まるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.19 12:56:38
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