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カテゴリ:SPY de レモン
【前回までのあらすじ】
大長 『やれやれ、先ずはひと段落 おっと、こんなに綺麗な女性をほったらかしだったな。 失敬、失敬。 しかし キミ、仕事中も携帯電話を持ってるのは 関心せんな。』 ライム 『すみません、私 会場内の部下へ支持を出すために 失礼ながら、手放せないんです。』 大長 『まぁ、相当数のゲストが来てるからな。良しとするかな・・・ ところで、この後はどんな予定になってるのかね?』 ライム 『今日は、こちらのパーティーで業務終了です』 大長 『ん~、そうか… もし宜しかったら この後 農氷省の大臣と会食があってね。 キミ、引き続き相手をしてもらえんか? もちろん ギャラは 色をつけて お支払いするよ』 ライム 『(決定的証拠を掴めるチャンスかも…ヨシッ) 光栄です。お仕事とあらば よろこんでお引き受けいたします』 大長 『それは ありがたい。ワシはすっかりキミを気に入ってしまったよ。 フハッ フハッ ハハハハハ』 【VIPルーム】 大長と、農氷省の大臣を給仕するライム ライムの携帯電話は 尚 働きを止めない おそ松大臣『大長さん、 今日の 日米の柑橘ラウンド お疲れ様でしたな。 で、首尾の方は・・・』 大長 『ご安心ください、先生の顔をつぶすような真似は この 男 大長。 間違ってもいたしませんぞ』 おそ松大臣『それは心強い ご存知のように 我が 飲酒党も 高い支持率を維持してましてな 農業政策を切り口に 一層の支持率アップを、と おじい代表 並びに ポポ山首相から落ちてきてましてな。 もう、自滅党は 風前の灯ですよ。 他でもなく、アレも、用意してありますから』 大長 『よしなに。 私は、強い側の味方ですよ』 ライム (大長のヤツ、ネーブルと大臣とに 二重約束をして、両方からせしめようって魂胆ね。 腹黒いヤツ) おそ松大臣『では、私はこれで失礼しますよ、』 大長 『私は、こちらの美人のお酌で もう少し 楽しませていただきます』 おそ松大臣『ごゆっくり・・・』 底無しの黒さの 大長 ライムの携帯電話は 動き続けていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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