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カテゴリ:SPY de レモン
任務の報告の為、帰還するライム
ライム 『ハァ、困った。みんなになんて 報告したらいいの・・・ 組織の規律に従い、除名は免れないだろうな。 そうしたら、記憶を消されて 違う街で生きていかなきゃ…』 パーティーコンパニオンは、世間を欺くための仮の姿 スパイとしての莫大なギャランティーの裏側には 任務失敗の際は 自らの存在を消滅させる事もまた、ギャランティーされている。 非情なルールだが、それが ライムの生きる世界の掟なのである。 カロンコロンカラン お客様で賑やかな店内 ハン太の座る いつもの席に向かう ハン太は 険しい表情で ライムを ジッと凝視する。 ライムは自らの運命を受け入れるべく、報告を始める ライム 『・・・・・・・ あ、あの』 ハン太 『・・・・・・・・・・・・』 言葉が出てこない ライム。 ハン太 『ご苦労さん、ライム。無事で何よりだ』 ライム 『???????? えっ、いや アタイは無事だけど せっかく記録した データを ・・・』 ハン太 『大長に、水没させられたんだよな』 ライム 『えっ? 何で知ってるの』
ハン太 『あの時は伏せておいたが、あの携帯には もう1つ機能を装備させておいた。』 ライム 『どんな機能だったの?』 ハン太 『お前が記録したデータは あの携帯から 常時2秒後にデータ変換され電送される。 いわゆる、トランスミッター機能を付けて置いたんだ。 データは サーバー経由でバックアップ取れてるし 俺も リアルタイムでモニターしていたよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ これは、貴李からのアドバイスでね。』 貴李 『ライムさん、隠していてごめんなさい 万が一 携帯が相手の手に渡った時の為の事を考えて… ライムさんの危険も判っていたんだけど、私達の存在を 相手に知らせる訳にはいかなくて。 ライム 『そ、そうだったの? ハハ、ハハハ・・・。 え、じゃぁ アタイがキャーキャー言ってる様子も?』 ハン太 『普段見れない姿だったな。 可愛かったぞ、フフフ』 ライム 『え~、うっそー、ヤダ~ 信じられな~い 心は砂時計よ~』 ハン太 『ライム! 俺たちは 本当に心配したんだ。』 ライム 『・・・わかってる。』 貴李 『さて、作戦を仕上げましょ、ちょっと耳を貸して』 貴李 《レモレモレモ、レンモンカンモン》 ハン太&ライム 《ハンハン!ライライ!》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 太助 『ワン!ワン!ワン』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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