TOEIC(R)990点満点 スコアアップナビゲーター　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長田（おさだ）いづみのブログ

少し前だけれど、紀伊国屋で「グプタ」その他TOEIC本を眺めていたときのこと。



ちらっとしか見ていないのでおそらく「全パート総合対策」

【送料無料】はじめての新TOEICテスト全パート総合対策 ［ 塚田幸光 ］の宣伝だったと推測するのだが（なぜちらっとしか見られなかったのは後で）、DVDでは塚田幸光さんのPart5の講義が流れていた。



ちなみに、「究極の模試」

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のプロモーションのときに知ったのだけれど、書店で宣伝のために流れているDVDは書店の人が流しているのではなく、版元の人が再生機器を持ち込んで書店にお願いするのだそう。お店の人が営業の一環としてやっているのかと思っていたら、版元さんが担当されているのだったとは。全国をまわるのも大変そう。



さて話を戻すと、DVDはちょうど、塚田幸光さんのPart5の解説の箇所に差し掛かっていた。


「あ、今から品詞問題の解説だ。どんな風に説明されるのかな」と思いつつ、DVDを見ようとしたそのとき。





「あ〜、２倍速か。私、最初は全然できなかったんだよなあ。今はできるようになったけど」と大音量の独り言が。




アスク出版のDVDの少し先に、２倍速でなんちゃらという本の販促で２倍速の英語の音声が流れていたのだけれど、それを聞いていた女性から発せられたものだった。



５０代ぐらいのこの女性、見るからに雰囲気が変わった感じで、その前から少し気になってはいたのだけれど（後ろの棚で大きな独り言を言っているのが聞こえていた）、隣でこんな大きな独り言を言われたら解説が聞こえないじゃない（笑）。




しばらく気にするまいとしていたのものの、次に彼女が「いきなり600点」を手に取ったのだ。

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「へー、600点ね。私と同じぐらいじゃない」




明らかに、「600点取れるなんてすごいですね！」という言葉を期待してこちらを見ている。




リアクションに困るじゃないか（笑）。
というより、親愛なる「いきなり600点！」をそんな小道具に使わないで欲しい（笑）。




「集中集中、Part5の解説に今は集中よ！」と何かの試合中のような心境で自分に言い聞かせ、DVDに集中しようとしたら、女性が近づいて来た。





「TOEICで900取れたって、経済新聞は読めないって言うしね」



と振り向きざまに言う。





・・・そ、そっち！？　600点で驚いてくれないから、900取る人って見抜いた！？




そりゃあ、英字新聞は日本語と同じレベルでストレスフリーには読めないけどさ。しかしそんなことより、今はDVDを見たいんだ。Part5の解説を見たいんだけど。彼女の方をなるべく見ないようにして、DVDに集中しようとしたそのとき。




それでも私が相手をするつもりがないと知り、次の手に出て来た。




「TOEICなんてね、単語よ、単語。単語さえできれば点が取れるのよ」




うん、600点まではそうかもしれないけれどもね。そしてあなたが相当な努力をして600点取ったのも理解できるけれどもね。私は今、Part5の解説を見たいんだ。


とはさすがに言えない（笑）。




塚田さんのPart5の解説は諦めて、さっさと書店を出ましたとさ。





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