テーマ:庭のお仕事(711)
カテゴリ:家
ここ1、2ヶ月で急に庭造りへの関心が高まっている私。
と、言うのも去年越してきたこの家の庭、見事に何もないんです! 前に住んでいた家はさくらんぼの木、洋ナシの木、りんごの木、 ブドウ、イチゴと果物がたくさん実をつけていて緑の多いお庭でした。 それが今の家は木の一本も立っていない、茂み一つない庭。 お隣が空き地で木がたくさんあるので人は言われてみないと気付かないかもだけど、 この家が建って10年も経ってるのに茂み一つないなんて変わった家です。 去年は家の中をチョコチョコいじってましたが、 ようやく外に目を向け始めたのが今年に入ってから。 あまりに何もない土地で、私たちはそんなに創造力もなく、 「ここ、どうするよ?」って感じのスタートだったわけです。 そんな中で住んでる地域のお庭のプログラムに参加したりして ちょっとづつ知識を蓄え、目指す庭像?を考えているところ。 まだ、ブルーベリーとかラズベリー植えたいな~、 花が欲しいな~、ネイティブプラントがいいなー、なんて 大まかな感じなんですが、一つ「これやろう!」って話してるのはレインガーデン。 Portlandでは結構浸透してきた言葉ですが、 きっと「何それ?」っていう人多いと思います。 一言で言えばエコな環境に優しい排水システムです。 人が山などの自然を切り開いてどんどん都市化が進んだり、 住宅地が広がったりしますよね? 今まで雨水を吸ってくれていた土地がどんどんコンクリートやアスファルトに変わっていく。 そんな中で同じように降り続ける雨。 その雨を吸う大地が少なくなって排水しきれない水があふれて洪水などを起こします。 そういう被害を少しでも食い止めるために個人やビジネスオーナーが出来ること、 それがレインガーデンを作ることなのです。 普通は雨は雨どいから下水に流れていきますが、 その雨水は除草剤やら殺虫剤やら洗剤など、環境に悪いものをたくさん含んでいます。 先にも書いたように流れる場所がない水があふれます。 雨が続くと道路わきから水があふれてるのよく見ますよね? 家は去年雨どいの水が下水に流れないようにしました。(Portlandでは合法ですよ!) 雨どいにバレルを付けて雨水を溜めて植物の水やり用にしましたが 冬の梅雨の時期にはそれでも雨があふれてしまいます。 そしてやはりその水はどこかに流れなければならないのです。 それで解決法がレインガーデン。 レインガーデンは雨水をそこに流れるように作ります。 そこを通ることによって自然と色んな毒素がろ過されてクリーンな排水になるんです。 Portlandでは雨どいを下水から離すとそれだけで水道代も少なくてすむんですよー。 家はそれで3ヶ月で20ドルくらい節約できるようになりました。 でもこれは自治体によって違うので皆さんそれぞれの地域で確認されてくださいね。 レインガーデンに興味があった私たち、 今回無料のRain Gardens 101というクラスを見つけたので 早速今日私が受講してきたんです♪ 単発の3時間弱のセミナーで、近くのレインガーデンも実際見学に行ったり、 どれくらいの大きさのレインガーデンが必要かとか どんな植物が適しているとかいないとか、 レインガーデンの作り方、適切な場所などなど ためになることをたーくさん教わってきて大満足のクラスでした! 是非たくさんの人に知ってもらいたいな~。 年に何回かオファーされているクラスなので興味のある方は 是非上のリンクから見てみてくださいね~。 もちろんレインガーデンが適さない土地(斜面など)とか 構造的に無理なところとかまたはレインガーデンが必要のない土地とかもあるんです。 そういうところにはまた別のエコに貢献する方法があるんですよー。 そういうのも習ってきました。久しぶりに勉強した気分♪ 実は結構環境問題とか考える人だったんです、私(笑)。 車の運転は止められない、普通の発展した生活は送りたい、 だけど出来ることはやろう!程度のへなちょこエコ至上者ですけど(笑)。 やっぱりこの世の中、便利なことってなかなか止められないのですよ。 でも出来ることから少しずつ。 皆さんも興味あれば是非レインガーデン、調べてみてね♪ レインガーデンを作るのはこの辺りでは秋が一番いい時期らしいです。 木や茂みを植えるのもPortlandでは秋がいいと言われてるので 今年の秋に色々出来るように今からプランを練らなくては~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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