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テーマ:若者の酒離れ。(1)
カテゴリ:社会事象
酒を飲む若者が極端に減っている。そういえば
数年前までは、深夜に、街中で酔いつぶれる若者 をよく見掛けけたものだったが、最近は、ほとん どいなくなった。私が週三回ほど非常勤で通って いる新聞社でも、若い社員の酒離れは進んでいる。 年長者が、新入社員を気遣って「どうだ、今夜一 杯」と誘ったら、体よく断られたという話もよく 聞く。といって、若い者同士で飲みに行くという ことも、めったにないらしい。 私たちの時代は、酒は仕事の延長線上にあった。 会社の上司から誘われたなら、まず絶対に断れな かったし、薄給で自前で飲む金もなかったから断 る理由もなかった。それ以上に、みんなで酒を飲 むのが楽しかったし、そこで、人間関係などいろ いろな情報を得られるので、収穫も多かった。 博報堂生活研究所の原田曜平氏によると、これ ら若者の酒離れは、単純な金銭問題より、彼らの 行動様式と価値観の変化が大きいと言う。これま での男のタテ社会には、酒には三つの効用があっ た。ところが、現代ではそれが必要としなくなっ たと言うのだ。 酒の三つの効用とは、 (1)職場の仲間、あるいは上司との連帯感を深 められる。 (2)自分を忘れてバカになれる。 (3)ストレスを発散して、リフレッシュできる…。 ところが……。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月24日 09時52分22秒
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