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東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2020.10.28
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「聖書の中の科学(2)」     2020年10月28日​
インターネットのテレビ局CGNTV(⇒みことばに聞く⇒関東⇒
東京B)の番組に当教会の牧師が出演しました。
2013年11月5日放映「​神のことばである聖書​」   
​「聖書の中の科学(2)」​
                     甲斐慎一郎
          レビ記17章11節
 水の循環とそれに伴う地球規模の大気の循環は、近代になってよ
うやく科学的に解明されたわけですが、このことは昔から聖書の多
くの箇所で言及されていました。それは今から3,000年前に、
「伝道者の書」の1章6、7節で、「風は南に吹き、巡って北に吹
く。巡り巡って風は吹く。しかし、その巡る道に風は帰る。川はみ
な海に流れ込むが、海は満ちることがない。川は流れ込む所に、ま
た流れる」とあります。これは、地球における水と風の循環の、簡
潔で包括的な説明です。
 水の循環については、ヨブ記36章27~29節には、「この方は水
のしたたりを細かくし、その蒸気を雨として注ぐ。それは雲から降
り、人の上に豊かに注がれる。いったい、だれが雲の広がりと、そ
の天幕のとどろきとを悟りえよう」(欽定訳私訳)。
 水の循環について未だ分かっていないことは多くあります。水の
循環のそれぞれの状態は、地球に生命が存在するために必要不可欠
なものです。このことは、生命の起源が、いつくしみと愛に満ちた
賢明な創造主の、創造のみわざによることの大いなる証拠です。
 ​四、生物学​
 生物のしくみで血液が特に大切だという事実が、レビ記など聖書
の多くの箇所に記されています。しかもそれらは、1,616年に
ウィリアム・ハーヴェイが血液循環を発見する数千年前に書かれて
いるのです。レビ記17章11節は、「なぜなら、肉のいのちは血の
中にあるからである」と告げています。
 生命の維持は、体細胞に酸素と水と栄養がたえず供給されること
で成り立っていることが、今では知られています。この欠かすこと
のできない機能は、体内を血液が絶えず循環するという驚くべき方
法で達成されています。病原菌と戦ったり、傷ついた組織を治した
りする血液の役割は、医学で最も重要な発見の一つで、手術や治療
などの有益な処置の一つとして輸血がなされることも、肉体をもつ
生命にとっての血液の重要性を示しています。
  「1,799年、アメリカの初代大統領のジョージ・ワシントン
は当時の名医たちの努力もむなしく、出血多量のため帰らぬ人とな
りました。その当時は、一部の人々だけが血液についての知識を持
っていたにすぎず、ワシントンの治療をしていた医者は、病気の治
療のために何回も何回も『捨血(血を抜いて捨てる)』をしていた
のです」(ムーディ科学映画より)。
 神によって与えられた聖書の言葉は、このすばらしい生物学的事
実に関しても、科学者がそれを発見して大成させるよりずっと前か
ら科学的に正確でした。しかもこれは『罪の罰は死で、罪が赦され
るためには贖いの血が流されなければならない』という神のゆるが
ない霊的な真実を教えるために与えられた言葉でもあります。いの
ちの液体である血液は、組織内で病気や感染症が優勢なときには、
それらの病原体(細菌など)をからだ中に運んでしまいます。聖書
の中では、肉体の生と死は、霊の生と死の象徴として用いられます。
そしてしばしば、肉体の病気と径我という描写を用いて、霊の病気
である罪について語られるのです。
 罪の病に冒されている霊が生きるためには、罪をもたず、罪の病
に対して戦う力をもっている霊のいのちが必要です。すなわち死ぬ
べき運命にある罪に病んだ霊を治癒するためには、きれいで抵抗力
のある血液をふさわしい提供者から受けて輸血することが必要です。
 聖書は、罪なきキリストこそ、そのふさわしい提供者で、十字架
にかかって血を流し、すべての人の罪のために死なれたことを教え
ています。(ヘンリー・M・モリス著『科学は聖書を否定するか』
15~26頁抜粋)
甲斐慎一郎の著書→​説教集
久米小百合氏司会「本の旅」→「​神のご計画の全体​」
 
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Last updated  2020.10.28 18:43:57
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