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「みことばの働き(2) みことばの種」2020年11月15日 インターネットのテレビ局CGNTV(⇒みことばに聞く⇒関東⇒ 東京B)の番組に当教会の牧師が出演しました。 2014年1月9日放映「新しい事をされる神」 「みことばの働き(2) みことばの種」 甲斐慎一郎 マルコの福音書4章1~34節 次にみことばの種について学んでみましょう。 一、種自体の働きについて みことばが種であるとは、どのようなことを教えているのでしょ うか。 種は、動植物が発生するもとであり、生命の最小単位です。すべ ての動植物は、種から生まれるということができます。この種は、 良い土の中に埋められるなら、「芽を出して育ち」(27節)、また 「実をならせるもの」です(28節)。このことから種の働きには、 3つのものがあることがわかるでしょう。 1.種には、生命の力があります。 2.種には、育成の力があります。 3.種には、結実の力があります。 詠み人知らずの作者が信念と行動と性格と運命の密接な関連を適 切に表現しています。 「思いを蒔けば、行為を刈り取る。 行為を蒔けば、習慣を刈り取る。 習慣を蒔けば、性格を刈り取る。 性格を蒔けば、運命を刈り取る」 心にとって最も大切なものは、ことばです。ことばは、人間の心 の生命です。もしことばがなかったら、何も考えることはできず、 その結果、正しく意志を働かせることもできないでしょう。ことば は、私たちの心という土の中にはいると、思考や連想や想像によっ て、私たちの心の中で生育し、会話や品性や行動という実を結ぶよ うになるのです。 ペテロは、「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からで はなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることの ない、神のことばによるのです」と述べています(第一ペテロ1章 23節)。神のことばは、罪のために死んでいる私たちの心を生かす 生命の種です。この神のことばは、私たちの心の中で生育し、会話 と品性と行動において、神に喜ばれる実を結ばせるのです。 二、種を育てる働きについて この種蒔きのたとえ話において、主イエスは、私たちに4種類の 土、すなわち心について教えておられます。 1.道ばたの土――これは、自らを守らず、世の様々な罪と悪の 感化によって踏み固められた心です。しかしこれでは、種が育たず、 しかも悪魔という鳥が来て食べてしまいます。 2.岩地の土――これは、「みことばを聞くと、すぐに喜んで受 け入れる」感情的な信仰心、「根がない」根拠を持たない信仰心、 そして「みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずい てしま」うという御利益信仰心を表しています(16、17節)。 3.いばらのある土――これは、罪を悔い改めず、「世の心づか いや、富の惑わし、その他いろいろな欲望」という「いばら」を取 り除かないで信じようとする心です(19節)。 4.良い地――これは、思慮深く、いばらを取り除いて、よく耕 された心のことです。 私たちは、種が良く育つように、4番目のような良い地にするこ とが必要です。 三、種による働きについて このような4種類の心は、みことばの種が蒔かれた後も、宿命と して定まっているのでしょうか。決してそうではありません。「な ぜなら、みことばの種は、普通の種とは違って、反対に土を良くす ることができるからです」(R・C・トレンチ)。すなわち私たち は、みことばという種の働きによって、道ばたの堅い土も柔らかく され、岩地も深い土とされ、いばらも取り除かれるのです。 そのためには、どうすればよいでしょうか。それは、みことばを 良く聞くことです(3、9、23、24節)。聞くことは、見ることよ りも、はるかに重要です。なぜなら私たちは、聞く時にのみ、こと ばが心に深くはいって心が変わりますが、私たちが何かを見ても、 その見たことが私たちの心に何かを語りかけない限り、それは意味 がなく、心は変わらないからです。「信仰は、聞くことから始まり、 聞くことは、キリストについてのみことばによるのです」とある通 りです(ローマ10章17節)。 甲斐慎一郎の著書→説教集 久米小百合氏司会「本の旅」→「神のご計画の全体」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.11.15 23:35:08
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