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「降誕の意義(2)神の啓示」 2020年12月13日 インターネットのテレビ局CGNTV(⇒みことばに聞く⇒関東⇒ 東京B)の番組に当教会の牧師が出演しました。 2015年11月23日放映「神の思いと人の思い(2)」 「降誕の意義(2)神の啓示」 甲斐慎一郎 ヘブル1章1~3節 「神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に 分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時に は、御子によって、私たちに語られました」(1、2節)。 一、神がご自身を人に啓示される方法 「啓示」という言葉は、「おおいを取る」とか「ベールをはぐ」 という意味があります。それは、人間の理性や人の探求ではわから ない神と神に関する真理を、神のほうからおおいを取って、私たち に教え示すことです。 1.世界の被造物を通して(ローマ1章20節) 2.預言者の声を通して(ヘブル1章1節) 3.聖書の言葉を通して(イザヤ34章16節) 4.御子の受肉を通して(ヨハネ1章14節) 5.聖霊の内住を通して(同14章17節) 被造物は、言葉もなく、その声も聞かれないため(詩篇19篇3 節)、預言者の声が響き渡り、聖書の言葉が書き記され、さらに神 の言葉が受肉したキリストが降誕し、そのキリストの贖いによって 聖霊が降臨し、信じる者に聖霊が内住されます。これが、神がご自 身を人に啓示される五つの段階です。 二、聖書に啓示されたキリストの御姿 キリストの御姿を聖書の啓示に従って順序通りに記すなら、次の ような五つになります。 1.先在のキリスト――旧約聖書が教えているキリストの御姿で (箴言8章22~31節)、初めからおられた方です(過去の姿)。 2.地上のキリスト――四つの福音書が教えているキリストの御 姿です(過去の姿)。 3.天上のキリスト――使徒の働きと21の手紙が教えているキ リストの御姿(ローマ8章34節)です(現在の姿)。 4.内住のキリスト――使徒の働きと21の手紙が教えているキ リストの御姿(コロサイ1章27節)です(現在の姿)。 5.永遠のキリスト――黙示録が教えているキリストの御姿です (未来の姿)。 三、神の御子キリストの降誕 神がご自身を人に啓示される五つの段階と、啓示された五つのキ リストの御姿の中で要となるものは何でしょうか。 神の啓示について述べるなら、最も確実な方法は、第五番目の聖 霊の内住によって神の「律法を彼らの思いの中に入れ、彼らの心に 書きつける」ことです(ヘブル8章10節)。しかしこれはキリスト が降誕し、十字架の死と復活によって贖いのわざを成し遂げてくだ さらなければ、不可能なことです。 またキリストの御姿について述べるなら、もしキリストが降誕さ れなかったなら、私たちのために執り成してくださる天上のキリス トも、私たちの中に住んでくださる内住のキリストも、おられない ことになるでしょう。このようにそれぞれの中で要となるものは、 キリストの降誕です。 「聖なる神に近づく道」をクリックしてください。 四、神の啓示に対する私たちの応答 「神は……語られました」という驚くべき神の啓示を受けた人間 のなすべきことは何でしょうか。それは、ただ一つ、真剣に神の言 葉に耳を傾けて、それに聞き従うことです。私たちが神の語られる ことに耳を傾けなければならない理由は、次の三つです。 1.頭脳的に理解するため――目が開かれる 2.霊的に体験するため――口が開かれる 3.肉体的に実践するため――手足を動かす 幼児という者は、何もわからないようでも正常な能力があるなら、 大人の話を聞き続けているうちに、それを理解するようになり、次 に語れるようになり、ついには大人の語る通りに行動するようにな るものです。 信仰の世界も同じことを言うことができます。私たちは、聖書と いう神の言葉を聞き続けているなら、次第にそれを理解することが できるようになって目が開かれ、次に信じて心の体験となり(ロー マ10章17節)、口から信仰告白と祈り、感謝と賛美、証しの言葉 が出るようになり(第二コリント4章13節)、ついには手足を動か して神のみこころを実践することができるようになるのです(ヤコ ブ1章25節)。 甲斐慎一郎の著書→説教集 久米小百合氏司会「本の旅」→「聖書の中心的な教え」
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Last updated
2020.12.12 22:40:41
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